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近くて遠い国、北朝鮮の素顔が垣間見えるドキュメンタリー映画『ワンダーランド北朝鮮』の試写と監督挨拶
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近くて遠い外国、北朝鮮。まるで鎖国でもしてるかのように、隔絶されてしまっているように見えるけど、実際中から見るとどうなってるのか、と。

北朝鮮でドキュメンタリー映画を撮るために、韓国籍を放棄し、ドイツ国籍を取得して、この映画をつくったのがチョ・ソンヒョン監督。北朝鮮の素顔が垣間見える。
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映画を観ながら感じたのは、こういう時代が日本にもあったな、ということ。まさに昭和の懐かしい風景が、現代の撮影技術で鮮明に蘇ったかのような。そんな感じ。

日本のニュース映像で流れる、ステレオタイプの北朝鮮映像ともちょっと違う。カメラにはにかむ少年たちとか。洋服を縫製する女工さんが夢を語るシーンとか。電力の供給が不安定であるがゆえに、サステナブルな生活が実現できている農家の生活とか。

美しいものを見せたいという気持ち。ちょっとすまして、よそ行きの自分を見せる感じ。昔の日本も、こんな感じだったよ。60年代の昭和の日本が、そのまんまそこに残っているかのような。

ビキニが禁止とか、国の最高指導者の写真が飾られ、みんなで歌を歌うとか、休憩中に突然全員で踊りだすとか、文化の違いは確かにある。でも日本だってラジオ体操をやるだろうし、カラオケの文化もあるし、そうそう大きな違いはない。

中に入って見てみれば、意外とそういった文化の違いも、納得できるかもしれない。極度のメディア統制も、「みっともないところを見せるのは恥ずかしい」っていう気持ちの表れだとしたら、その奥ゆかしさは日本人の我々もすごく理解できるし、共感できると思う。

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来日したチョ・ソンヒョン監督。登壇中、真面目な話をしている合間に、通訳さんが話してるタイミングで会場の様子をパチリ。

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ついでに、自撮りまで!お茶目な方でしたよ。僕より、8歳上ってことは、52歳?ホントか?随分とお若く見える。

いろいろ聞きたいことがあったけど、残念ながら時間切れで聞けなかった。韓国籍を捨てたことで、むしろ北朝鮮と韓国の両方を俯瞰で見られるようになって、2カ国の未来についてどんな考えを持っているのか、聞いてみたかったな。今後も、北朝鮮を訪れて、映像作品を作り続けるのか、とか。

チョ・ソンヒョン監督の『ワンダーランド北朝鮮』は、6月30日よりシアター・イメージフォーラムほか、全国で順次公開予定です。


by t0maki | 2018-05-15 02:44 | ライフスタイル>映画・書籍 | Comments(0)

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