2万円の原稿料は安い?高い? #メディアミートアップ

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なんのために、書き続けるのか?何を伝えようとしている?書くことによって、どこに向かおうとしている?

6回目を迎える、徳力さん主催のトークイベント「メディアミートアップ」のゲストは、泣く子も黙る肩書き不要の元切込隊長やまもといちろうさんと、元日経BPの井上理さん。「個人メディア」をテーマに、約2時間ノンストップの中身の濃いトークイベントでしたよ。

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ブログや寄稿記事などを書きまくっているイメージのやまもとさんですが、実は書く収入は全体の5パーセント程度とのこと。って、母数の額が僕らと全然違うんだろうけど。

やまもとさんほどの人でも、ついつい単価の安い記事も書いてしまう、と。「なんでそんな仕事を引き受けてしまうんですか?断ればいいのに」って言われて「そうだよねー、でもなんか引き受けちゃうんだよねー」っておっしゃってました。

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バリバリの元ジャーナリスト、井上さん。19年勤めた日経BPでは、多岐にわたるジャンルの記事を書いてきました。たぶん、僕が読んだことがある記事もいろいろありそう。

それにしても、やまもとさんの話は面白いなー。「それ、ホントにこの場で話して良いんですか?」って、聞いてるこちらが心配になるような話とか。さすが、「裁判上等」の元隊長。

なんか、以前に僕が書いた記事をやまもとさんが紹介してくれたみたいで、その記事だけドドドドってアクセス数が上がったことがあります。ブログの方ではないんだけど。

そういう、影響力のある方なので、突然訴えられそうになることも日常的にあるらしい。マジですか、それ。

でも、全然裁判沙汰を怖がってる風もなく、むしろ戦闘モードというか、テンションがあがるらしい。かかってこい、みたいな感じ。記事の信ぴょう性に自信があるからこそなんでしょうね。

真面目な話、裁判になるのを無闇と恐れてるのは、滑稽なことだと気付かされました。と言って、僕が今から突然社会派の骨太記事を書き始めることはないと思うけど。必要以上に怖がることはない、と。

それもこれも、記事に自信があるからでしょうね。しっかりと調査して、真実だと思うことをきちんと書いてるから。そこを怠らなければ、裁判も怖くない、と。なるほどなー。

話題が原稿料の話になった時、井上さんは「2万円なんて安すぎる!」って言ってたのに対して、やまもとさんは「そのくらいの金額はよくあるよ」っていうテンションだったのが対照的で面白かった。

やまもとさんは、調査費に対して原稿料が安すぎて赤字になることもあるそうです。ウェブメディアの原稿料とか、ホントに安いところはとことん安いですからね。僕も、キュレーションサイトが問題になってた頃、まさにそのサイトでも記事を書いてました。武者修行と称して手当たり次第いろんな媒体で書きまくってた頃。旅系、語学系、ガジェット系の他にも、頼まれればダイエットから恋愛系、コスメのまとめまで、なんでも書いてたり。

結果、時給に換算したら「奴隷かよ」みたいな報酬で、世の中のどんなバイトよりも効率悪かったけど、僕は僕なりに自分の書いたものに対してはこだわりと責任を持って書いてたから、一連の騒動で僕の書いた記事も全部無くなってしまったのは寂しかった。なにが悲しいって、自分の記事が消えたことよりも、消す前に一切説明も連絡もなかったこと。そういうウェブメディアにとって、僕らライターはそういう二束三文の使い捨ての存在なんだな、と分かってから、そういうメディアとは距離を置くようになりました。

お金にならなくても、自分の書きたいものを書いてる方が幸せ。

2万円の原稿料が高いか安いかは、人によって違うと思う。ただ僕は、これまで原稿料とか関係なしに書き続けてきたし、これからもずっと書き続けますよ。

そんなわけで、イベント帰りに雨の中を歩きながら、独り言のようにこんな記事を書いてる、と。

by t0maki | 2018-04-24 22:03 | イベント・スポット | Comments(0)

書くこと、つくることが好き。旅をしながら写真を撮ったり、製品レビューをしたり、思いつきでいろんなところに飛び込んでみたりします。英語と走ることが得意。


by 前田とまき(TOMAKI)