3月11日に上野で偶然見かけた女神像は過去の体験とつながってた
2018年 03月 12日
2018年3月11日。
都美術館での用事を済ませて、次のワークショップ会場へ行くために、上野公園を突っ切ろう、と。そしたらいきなり上半身だけの自由の女神が立ってて、「あれ?これ見覚えあるぞ」と。
ちょうど1年前、3331 Arts Chiyodaのウッドデッキに横たわってたやつじゃないかなぁ、と思ってその場にいた人に聞いてみたら、まさにそれだった、と。震災による津波で、下半身が壊れてしまった自由の女神像。こんなところで再開するとは、すごい偶然だなあと思いつつ、そこの展示をしげしげと眺めてたんですよ。
すると、どうやらこの女神像は、もともと石巻市の石ノ森萬画館の近くにあったらしいことを知って、「ん?まてよ」と。石ノ森萬画館は、5年前に訪れたことがある。
なんかソワソワしながら、当時の写真を見返してみたんですよ。そしたら、なんと、ありました!
2013年8月8日に、宮城県石巻市を訪れたときに僕はこの自由の女神を見かけて、カメラに収めてました。解体される前の、この女神像の後姿。
この7年間、東北復興のためにいろいろやってきました。2011年のチャリティ展への参加から、実際に東北へも足を運び、雄勝のモリウミアス立ち上げ時のボランティアや、アートフェスティバルのサポート。アメリカから来日したアカデミー賞を受賞したドキュメンタリー作家さんが東北を撮影した写真展をするためのサポートとして通訳をしたり、いわきや西会津へも訪れたり。Googleに居候社員として仕事をしていた頃、同社のプロジェクトである「イノベーション東北」っていうクラウドマッチングサイトに登録して、東北復興支援のためにさまざまなプロジェクトに参加しました。そこで、いろんな出会いがあり、たくさんの新しい知り合いもできました。
なんだろね。なんかこう、過去のいろんな出来事がバチバチバチって、全部一気につながったような、そんな衝撃。
ちょっとした偶然がつながったってだけで、それ自体は何の意味もないことなのかもしれないけど、こういう偶然ってすげー面白いと思うし、大切にしたいと思うわけです。
by t0maki
| 2018-03-12 21:27
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