「虫ケア用品」からの、「まじ卍」と「押忍」の相関性
2018年 01月 26日
じゃ、殺鼠剤は「ネズミケア用品」になるのかな?なんだか、ペットケア用品みたい。ドッグケア用品とか、キャットケア用品とか、恐ろしいことになるね。
塗布すると皮膚が死滅する劇薬。その名も、スキンケア用品。
散布すると著しく健康を害する猛毒。その名もヘルスケア用品。
社会の高齢化を解決するための殺人兵器、エイジングケア用品。
……恐ろしい。
PRのために言葉を生み出すのは勝手だけど、そうやってポンポン生み出された言葉が定着するかどうかは、また別の話。恣意的に打算的な言葉を打ち出しても、誰も使わなければ意味が無い。紛らわしかったり、使いづらければ、それは言葉としての意味を成さない。言葉を大切に。
と、ここまで書いてきて思ったけど、新しい言葉に対する抵抗感って、年寄りならではなのかな。オレも年を取ったってこと?
でも、「まじ卍」とかは別に気にならない。自分で使おうとは思わないけど、使ってる人見ても「へー、こんな風に使うんだー」っていうくらいで。あぁ、あれと似てるかな、「押忍(オス)」と。あいまいなニュアンスを言葉にそっくり組み込んで、いろんなシチュエーションで使える汎用性の高い言葉。とりあえず、会話の流れを止めることなく、テンポ良くニュアンスだけで会話が成立しちゃうっていう。JKの会話で「まじ卍」のところを「まじ押忍」に差し替えても、ある程度は成立しちゃう。人や時代によって言葉は変わるけど、本質的なところは変わらなかったりもする。
言葉って面白いと思うのですよ。
by t0maki
| 2018-01-26 19:14
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