【PR】ウェアラブル音声翻訳機の「ili(イリー)」と韓国に行ってきた!

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10年前に韓国のソウルに行ったときは、もちろん街中でWi-Fiは使えないし、GPS地図もGoogle翻訳も無かった時代。タクシーに乗って、英語で行き先を伝えたいときは、まずそのタクシー会社の通訳担当の人に電話で行き先を伝え、ドライバーに受話器を渡して翻訳してもらうなんていう方式でした。10年間のテクノロジーの進歩はすげーな、と思うんですよ。今回10年ぶり2度目の韓国旅行、言葉の壁が本当に低くなってた。

12月の上旬に、3泊4日で韓国のソウルに行ってきました。目的は、ウェアラブル音声翻訳機の「ili(イリー)」を現地で使うため。宿泊費と飛行機代を出してもらって、モニター体験ひとり旅。韓国語を全く知らない僕ですけど、ガジェットやツール、アプリのおかげで割とスムーズに問題なくコミュニケーションができましたよ。

まず、メインのiliの紹介の前に、それ以外に現地で使った翻訳系のデバイスやアプリについて。

Google翻訳のスマホアプリは、文字を読む上でやっぱり重宝します。今回、ホテルに着いて渡されたアメニティキットのラベルがいきなり読めなくて、このGoogle翻訳のカメラでパッケージの写真を撮って、文字を解析して、ようやく「あ、これはボディシャンプーか」「こっちはどうやら歯磨き粉だな」「これは洗顔用」といった感じで、ようやく把握することができました。便利なんですけど、アプリを立ち上げて、写真を撮って、それで解析して、翻訳結果が出てくるまでにそれなりに手間と時間がかかるのが難点。ホテルの室内でじっくり調べるとか、料理の注文をするときにメニューをひとつひとつ吟味するなんて時には使えますが、とっさに看板や標識を読みたいときには、ちょっと時間がかかりすぎて使いづらい。
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次のガジェットは、スマートウォッチ。今、カシオ社製の「PRO TREK Smart WSD-F20」をモニターとしてお借りして使わせてもらってるんですよ。「アウトドアアンバサダー」として。これを韓国で使ってみた感想は後で詳しく書くとして、このスマートウォッチも画面で地図を確認できたり、Google翻訳の音声入力で、時計に向かって日本語でしゃべると、それを文字にしてくれて、さらに韓国語に翻訳してくれるっていう、ものすごくハイテクで便利なツール。ただし、今回の旅ではあんまりこの機能は使わなかった。時計の盤面では、文字が小さすぎるんですよね。腕時計に音声を吹き込んで、それを翻訳されるのを待って、相手に見せるところまでが時間がかかるし、相手も読みづらい、と。
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そこで思い出したのが、まだガラケー全盛の頃に、僕は「旅の指さし会話帳」のモバイル版の制作に携わったときのこと。書籍の指さし会話帳は、ご存知のとおりページごとに旅先でよく使う現地語の会話集がイラスト入りで描かれていて、その会話をしたい内容のページを開いて相手に見せて、指さし方式で会話するっていう本。で、そのガラケー版をつくったのですが、使ってくれる人があまりいなくて、すぐにサービス終了してしまいました。その理由のひとつは、当時のガラケーは画面が小さかったため。小さな画面を相手に見せて会話をするのは、なかなか難しい。それと、現地で通信をしないと使えないっていうのも、ハードルが高いもうひとつの理由でした。残念。


ということで、そんなこんなをふまえつつ、いよいよ「ili」を使ってみた感想。
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まず、iliの特長はとにかく起動と翻訳が早い。ボタンを押した状態で日本語を話し、ボタンから手を離すと今しゃべった日本語を韓国語に翻訳してくれる。短めの発言なら、ほとんどタイムラグなしに訳してくれます。これはすごく重宝します。

もうひとつの特長は、インターネット環境がいらないこと。通信をすることなく、このデバイスだけで翻訳ができます。オフラインで使えるのは、かなり良いです。ちなみに、購入後のアップデートは、USBケーブルでパソコンに繋いで行います。最新の翻訳エンジンをダウンロードできます。

翻訳の精度や語彙の豊富さで言ったら、たぶんiliよりも優れたものがあるんだと思いますが、このデバイスの一番の特長は、使っていて楽しいってこと。角のない丸みを帯びたスティック上の本体もかわいらしい感じですし、しゃべる音声も特徴的な女性の声。特に、自分がしゃべった日本語をリピート再生するときの人工音声が、アニメキャラみたいな女の子の声で、さすがに40過ぎのおじさんが街中で使うのは気恥ずかしいんですけど、それがかえって面白くてコミュニケーションが弾むという。

そもそも、iliは日本語から韓国語(もしくは英語、中国語)への一方向しか翻訳できないので、相手が韓国語で何か言ってもそれを理解する方法はない。でもそれがデメリットではなく、かえってこのデバイスの良いところだったりするんですよね。ビジネスミーティングとかで使うんだったら、翻訳精度や双方向性なども大事ですが、このiliの使い道とか良いところって、旅先で現地の人たちと楽しくコミュニケーションをして盛り上がれることだと思うんですよ。機械を通した完璧な会話ではなく、ちょっと楽しげなツールを使いつつ、片言でも身振り手振りでも良いので直接コミュニケーションが取れるという。その手助けをしてくれる楽しい道具、という感じがしました。
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良い点ばかりを書きましたが、実際に使ってみて、「これができたら良いのになぁ」っていう要望も一応あります。ひとつは音量調節が無いこと。周りが「静かー」なところでこれを使うと、女の子の声が響き渡るのでかなりの注目度。目の前の相手にだけ伝えたいのに、周りの人みんなに聞こえちゃうのは……ってときに、僕がちょっと思ったのは、「糸電話」みたいなオプションのアタッチメントがあると良いのになー、と思いました。スティックはスティックでこのままあって、そこからケーブルが延びて、その先に紙コップみたいな感じのスピーカーがあって、相手の耳に直接ささやくことができる、みたいな感じのデザイン。ついでに、恋愛映画のきめ台詞的な用例や語彙もたくさん詰め込んどいて、「愛を語るためのili」なんていうの、どうですか?

というわけで、10年ぶりの韓国も、GPSのおかげで(それほど)迷子になることもなく、翻訳アプリやガジェットのおかげで言葉の壁も低くなって、iliで楽しくコミュニケーションもとれて、ますます旅が楽しくなるなぁ、と。

iliは、現在12月22日まで先行販売受付中。2018年3月より、一般販売が開始されます。


ili(イリー)- ウェアラブル音声翻訳機

by t0maki | 2017-12-19 22:08 | ライフスタイル>旅 | Comments(0)