【AD】BenQ 27型 4Kカラーマネジメントディスプレイ「SW271」で仕事したい
2017年 12月 18日

これはあれだな、目が悪い人がはじめてメガネをかけて世界を眺めてみた、みたいな感覚なのかもしれないな。この、普通のモニターディスプレイとは明らかに異なる緻密さと鮮明さ。写真画像の細かいディテールまでくっきりはっきり見えるから、昔撮った写真の粒子の粗さとか、ピントの微妙なズレとか、思いがけないダイナミックなグラデーションの濃淡とか、同じ写真でも全然違って見えるのが面白い。
BenQさんより商品をお借りして、27型 4Kカラーマネジメントディスプレイ「SW271」を発売前にモニターさせていただきました。

先行機種の「SW2700PT」を触らせていただいた時も感動しましたが、今回はさらに画質がレベルアップしたとのことで。まぁホント、こういうの見てるとため息が出てくる。こういう機材を使って、飽きるまで延々と写真編集とかしたいよね。
大学卒業して、たまたま写真のスキルが仕事に結びついて、1年間だけロサンゼルスの宝石デザイン会社の広告部門で写真撮影の仕事をしていたことがあります。当時はまだ珍しかったデジタル一眼レフカメラは、本体がニコンで、その背面にごっついケーブルが付いたコダック社製のデジタル変換用のセンサーをはめ込むようなカメラでした。撮影専用の部屋があって、そこに次々と運び込まれてくる宝石アクセサリーの製品をひたすら撮影し、広告素材用にリタッチをするのが僕の仕事。Windows 95から98に切り替わるくらいの頃、Photoshopのバージョンもまだ4とか5とか。もちろん、3840×2160ピクセルの4K UHDディスプレイなんて、その解像度を想像すらできない時代でしたよ。
ディスプレイの進化はすげーなと思います。27型 4K UHDの緻密さだけでなく、正確な色を再現してくれるのもカラーマネジメントディスプレイの特徴。「SW271」は10億以上の色を映し出すことができる10-bitディスプレイで、Adobe RGBの色空間カバー率が99%。さらに、「14-bit 3D LUT」を採用、と。
ん?「14-bit 3D LUT」ってなんだ?
というわけで、調べてみた。
■「14-bit 3D LUT」ってなんだ?
「LUT」っていうのは、ルックアップテーブル(Look Up Table)の略。ディスプレイが色の諧調を表示するときに、RGBの複雑な計算処理を単純な配列の参照処理で置き換えて、処理を効率化しようっていうもの。毎回ゼロから計算するのは大変なので、ある程度途中まで計算しといたあんちょこみたいなリストを置いといて、そこを見たら早いよね、って感じ。ある意味、掛け算の九九みたいなものかな。9を9回足すよりも早く、9掛ける9は81って、最初から九九の表を頭にいれて置くと、計算が速い、と。
で、「3D LUT」っていうのは、さらにそのRGBのルックアップテーブルの構造を立体的な3軸にして、色の精度を高め、中間諧調を綺麗に効率よく正確に表示させよう、と。あ、そうそう、ちなみにRGBっていうのは、Red(赤)、Green(緑)、Blue(青)の頭文字をとった、色の三原色のこと。Webデザインの色指定などは、このRGB値を使います。っていうことを頭に入れつつ。
で、この14ビットっていうのが色数を表してるってので合ってるよね?2のべき乗で表すことのできる、色数の数値。1ビットは2色。2ビットは2の2乗だから4色。4ビット16色、7ビット128色、8ビット256色、9ビット512色、10ビット1,024色。だんだんパターンが見えてきた?で、14ビットが16,384色、と。
このルックアップテーブルが、RGBそれぞれに存在すると、10ビットの場合は1024の3乗になるので、10億色越え。14ビットだと約4.4兆色になったりする??
なんか、途中から数字がでかすぎてついていけなくなった……。
実はこの「14-bit 3D LUT」っていうのは先行機種でも対応していて、フォトグラファー向けのハイエンドなディスプレイでは既に使われているようですね。仕組みや数字はともかく、綺麗な色を効率よく正確にディスプレイ上で再現してくれますよ、と。

■会社のディスプレイが「SW271」だったら良いのになぁ
一応本職がマーケティングの代理店で制作管理の仕事をしているので、たまに人手がなかったり依頼する時間がないときなどは、いまだに自分でもバナーやサイト、冊子用の写真編集などもやったりします。会社で使っているディスプレイモニターは、一応上司のお下がりの古いものですがそれなりにデザイナー仕様になっているのできちんと見やすいし色が再現されている……と思ってたんですが、自宅に仕事を持ち帰って「SW271」の画面で仕事をしたら、あまりに綺麗で細密なので、「これが会社のモニターディスプレイだったらなぁ」って本気で思いましたよ。モニター期間中だけでも良いので、会社のと交換したかった。っていうか、僕が今会社で使ってるモニターディスプレイはもうホントにそろそろ寿命なので、買い換えてもらわないと。どうせ交換するなら、この最新のディスプレイが良いなぁ、とか。
■デジタルサイネージ風に縦置きで使ってみた
せっかくディスプレイを借りたので、ちょっとなんか普通とは違う使い方もしてみたいなぁ、と。自宅のディナーテーブル脇の写真コーナーに設置して、27型の超でっかいフォトフレームみたいな形で使ってみました。いやー、これは迫力ある。HDMIケーブルでバッファロー社製のデジタルフォトアルバム「おもいでばこ」とつなげて、大画面でフォトスライドショーとか。これは楽しい。家族の写真とか、昔参加したイベントとか、旅行の写真とか。また、縦置きにすると雰囲気も変わるし、これは良いなと思いました。ずっと見てられる。

■「SW271」がキレイすぎて困ったこと
このディスプレイ、すごく綺麗で良いとこづくしなんだけど、唯一困ったことが。画面があまりに綺麗過ぎて、いつもスマホで見てる写真が汚く見えてしまうってこと。いつも写真の閲覧から編集、投稿まで全部スマホで完結してるから、いまさらこんな超高解像度のプロ向けディスプレイなんかで自分の写真を見る機会なんてほとんど無い。だから、今さらながらこんな綺麗なディスプレイにどどんと僕のへっぽこ写真を写すと、「オレの写真、しょぼいなー」とか思っちゃうわけですよ。まぁ、それはそれで。もともと、ピンホール写真とか、トイカメラ好きなので、へぼい写真はむしろ僕の持ち味なんだ!とか割り切ってますけど、でもやっぱりこんなディスプレイなんかがあると、ちゃきちゃきのかつかつにじっくり時間をかけて写真を作りこんでみたくなったりもしますよね。そんな感じのディスプレイです。
短い期間でしたが、フォトグラファー向けの、本気のカラーマネジメントディスプレイ「SW271」、堪能させていただきました。2017年12月21日発売予定。価格は、Amazonで見た感じでは14万円くらい(記事執筆時)みたいですね。
BenQ 4K 27型 カラーマネジメントディスプレイ SW271 | BenQ Japan
BenQアンバサダープログラム
by t0maki
| 2017-12-18 18:42
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