
チェコの世界遺産でもあるリトミシュル城。その地下へ通じる階段を降りて行くと、たくさんの人影が。それは、チェコ人の現代彫刻家、オルブラム・ゾウベク( Olbram Zoubek)の作品である。
今年の6月にゾウベク氏が亡くなったというニュースを聞いた時は、前回のリトミシュル訪問を思い出して切ない気分になった。
照明を落とした暗めの空間で、城の地下空間をそのまま生かした展示スペースに、デフォルメ化された人物彫刻がひたすら並んでいる光景はかなり迫力がある。
今回、このリトミシュル城の地下ギャラリーには2度目の来訪だが、いつもツアーの一環で立ち寄るので、十分に鑑賞する時間がとれない。できることなら、ここにもっと何度も通いたい。そして、一日中でもこの空間を堪能したいと思う。