屋外広告の日と、「地球一周の船旅」ポスター

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9月10日は、屋外広告の日でしたね。この記念日を銘打ったキャンペーンを開始したのが43年前ということで、歴史のある広告手段であることは間違いない。

デジタル広告が、効果測定やABテストなどを徹底的にやるのに比べて、屋外広告ってなんかのんびりとした印象。広告予算を決めて、そこに掲示しているだけ。会社名と連絡先が書いてあるだけのシンプルなものもあったり。電柱に掲示する店舗の広告も、そもそも電柱の数が減ってたり、スマホのGPSナビで事足りたり。屋外広告も、だんだんと時代遅れなツールになりつつ、それでも、今後も無くなることは無いでしょうね。

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屋外の看板広告とはちょっと違いますけど、同じ類型のものとして、ポスターを掲示するタイプの広告もありますね。ピースボートの「地球一周の船旅」の宣伝ポスターなど。

このポスターを3枚貼ると、旅費が1000円安くなるって聞きました。つまり、この船に乗りたい人が、旅費を安くするために全国各地でポスターを貼ってる、と。なかなか面白い仕組みだなぁと思うわけです。お客さんを巻き込んだプロモーション活動。そのポスターの効果ももちろんだけど、船に乗る前から、その船のためにお客さんが協力して、活動するってのは面白い。アンバサダーマーケティングにつながる部分もありますね。

1万円の旅費を浮かそうと思ったら、30枚のポスターを貼ること。10万円だったら、300枚。中には、旅費全額をポスター張りで稼ごうとするツワモノもいるらしい。

こんな風に、お客さんたちと連携してサービスを盛り上げるというのは、目に見える効果や利益のさらに上、体験とか記憶に刻まれるので、面白い。

by t0maki | 2017-09-11 09:56 | Comments(0)