センチメンタルな旅

青春18切符が余ったんでね、とりあえず電車に乗ってどっかへ行こう、と。

向かったのは、高崎。だけどそこまで行かず、なんとなく籠原で途中下車。電車の連結を眺めつつ。

この駅は、僕の母校の最寄駅。僕は別の駅から自転車で通ってたので、こっちの駅は全然馴染みがない。高校への行き方が分からず、ナビる。

久しぶりに見た高校は、記憶の中のそれとも違って、なんというかよそよそしい感じ。ここに通った3年間の記憶と、目の前の景色が一致しない。そりゃそうだよな。もう、卒業してからとっくに20年を超えてるわけだし。

なんとなくぐるりと回って、そのまま帰ってきた。

この学校を卒業した後、僕は日本を飛び出してアメリカの大学へ入学した。この田んぼの真ん中の学校を見てたら、なんとなく当時の気持ちが蘇ってくるようで、なんとなくざわざわとした心持ちになった。