チェコ映画『The Seven Ravens』をチェコ大使館の映写室で観てきました

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チェコ語の映画を英語字幕で観るという、かなり難易度の高い映画鑑賞会でしたが、ストーリーは昔からチェコに伝わるおとぎ話なので、だいたいきちんと理解できました。

チェコセンター東京が主催の、「マルタ・イソヴァー 主演映画上映会」に参加。2015年にチェコでつくられた映画『The Seven Ravens』を、チェコ共和国大使館の映写室で観るという会です。

主役のBohdankaを演じたのは、チェコで最も人気のある女優のひとり、マルタ・イソヴァーさん。プロフィールを見ると、1981年生まれということだから、この映画が公開された頃は34才ということですね。王子様に見染められるヒロイン役としてはちょっと年齢が……っていうのを、演技でうまくカバーしていると思います。と、カバーしておきます。

以下、ネタばれ含みます。

王子様とか、魔法使いとか、おとぎ話の世界にありがちな設定なのですけど、一般の女の子でも頑張れば魔法が使えちゃうんだ!ってのが面白かった。人間がカラスに変身するシーンとか、結構リアルだったし。ストーリーの最初の頃はBohdankaの両親が結構丁寧に描かれてるんですけど、途中から全然出てこなくなるのはちょっと違和感あるけど、そこはまぁおとぎ話が原作だからね。久しぶりに戻ってきた娘が、既婚者で子供もいて、しかも失踪した7人の兄弟連れてきたら、もう親とか何がなんだか分からないだろうね。しかも、王子と結婚して、王女と投獄して、王子はとっとと王様になってて、兄弟たちは台詞もない、みたいな。おとぎ話、おとぎ話。

しゃべらないけれど、しゃべり続ける演技って、なかなかすごいと思った。
あと、魔女狩りは怖いよね。

そんな感じです。

by t0maki | 2017-04-06 23:33 | ライフスタイル>映画・書籍 | Comments(0)