『顧客視点の企業戦略』出版記念セミナーでアンバサダーのお勉強 #顧客視点
2017年 03月 14日


まずは、藤崎さんのプレゼン。『なぜ今の時代に「顧客視点」を重視するのか』というタイトルで、アンバサダープログラムがどういうものなのかについて分かりやすく、具体的な事例も交えて説明。

上田さんは、『ファンとともに“語られるブランド”を目指すアンバサダープログラム』というタイトルで、実践事例を交えて、導入のヒントなど。オールブランアンバサダー、ヒルトンスイーツ、丸亀製麺試食部、BenQアンバサダープログラムなどの事例も紹介。

最後は、徳力さんがモデレーターをつとめての質疑応答コーナー。
例によって一番最初に手を挙げたんだが、質問の仕方を間違えた……。アンバサダーに向いてる業種と、向いてない業種の両方を聞きたかったんだけど、向いてない方だけ質問した形になっちゃった。でも、うまく質問を拾って貰えて良かった。
ファンがいるのが分かりやすい業種は、アンバサダー施策をやりやすい。既にいるファンとつながって、アンバサダーになって貰えば良い。実は意外と、B2Bの業種もアンバサダー施策に向いてるよ、と。
逆にアンバサダーに向いてないのは、コンプレックス商材だそうだ。そうだよな、コンプレックスについてソーシャルで拡散しづらいもんな。出産に関するものとか、高額商品など、興味関心が「その時だけ」ってのは、運営に工夫が必要。経験者が先生となって、メンバーが入れ替わってく感じのコミュニティの運営の事例は興味深い。
ポイントはやっぱり、アンバサダーに売り付けるのではなく、あるいは景品やモノで釣るのではなく、製品やブランドを愛してくれているファンと一緒に盛り上げよう、ということ。「マーケティングの手法として顧客視点を持つのではなく、企業の取り組みとして顧客視点で考え直す」っていう、藤崎さんの言葉がすごく分かりやすくて納得。
今まで、マーケティングに関わる仕事をしつつ、自分もアンバサダーとして活動している中で、なんとなくぼんやりとわかってるつもりにはなってたけど、こうやって筋道立ててしっかりはっきりと言葉にしてもらうと、すごく分かりやすくてスススと頭に入ってくる。「あぁ、こういうことだったんだ」と。
今回の、『顧客視点の企業戦略』っていう本が、まさにそんな感じの本なのですよ。いろんなものが、腑に落ちる感じ。読んでみて。
by t0maki
| 2017-03-14 21:26
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