尊敬するアーティストの方にプレゼンしてきたので、その内容をちょびっと公開

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「かえっこ」っていうおもちゃの交換会は、17年前にアーティストの藤浩志さんが、ご家族と一緒にアート展ではじめたのがきっかけ。今では、アートの枠を超え、全国各地いろんなところで実施されています。僕も、学校の体育館で防災をテーマにしたかえっこや、リノベーション中のごみ廃棄場でのかえっこにも参加したことがありますが、たいていは3331 Arts Chiyodaで行われるかえっこで、ワークショップコーナーで工作の先生などをしてることが多いです。

かえっこ発案者の藤さんにお目にかかったのは、2012年7月。もう5年も前になるんですね。藤さんが3331のメインギャラリーで展覧会を開いたときに、はじめてかえっこの会場でお目にかかりました。フォトウォールのワークショップを担当させてもらったんですよ。5年後、藤さんの前でこんな風に自分の体験をプレゼンできるのは、すごく光栄なことだし、なんとも感慨深い。

というわけで、5分間のプレゼンで語ったこと、あるいは語りきれなかったことなど、ブログに書いていきますよ。掲載している画像は、イベントの当日に実際にプレゼンで使用したスライドです。

とりあえず、「飛び込む」ってのが僕の人生のテーマになっている感じなので、今回のプレゼンもそこらへんをフックにしつつ。いろんなところに飛び込んできましたよ、と。
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そもそも、海外旅行さえ行ったことが無いのに、突然海外留学したりしてね。大学はアメリカだったのですよ。で、最初はマジメに人類学を専攻してたのに、いつの間にやらアートにはまってしまい、アートのクラスを取りすぎたため、アート学部に転部。卒業後は、就職のあても無いまま職探しの旅へ。コネもツテも知り合いさえいないロサンゼルスの街に飛び込んで、ホームレスになりかけながら(っていうかなった)、なんとか宝石デザイン会社で写真の仕事に就く、と。そっから、Web制作の現場に飛び込み、今にいたる、と。一方で、趣味の創作活動は続けつつ、ブログを書いてたらいろんなきっかけと機会をいただいて、オーロラ見に行ったり、TOEICにチャレンジしたり、巨大な壁画にチャレンジしたり、クリエイティブワークショップに参加したりなどなど。ブログは大きいなと思う。ブログの企画で北海道の余市に行き、ウイスキーをつくってたら突然転職を決意した、なんてことも。あれから、5年。まだ5年、もう5年。
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3331 Arts Chiyodaに飛び込んだきっかけは、「アートのための英語塾」っていうセミナーの、確か第三回目あたりのテーマがブログで、アート、ブログ、英語っていう3つのキーワードのコンボがどんぴしゃだったので、途中参加だけど行ってみたという。そこで、旧中学校の教室をアトリエにしてシェアするっていう企画があることを知り、飛び込んでみた、と。そっから、3331で開催されるいろんなイベントに参加しつつ、ギャラリーショップのレンタルボックスで作品を販売したり、アートフリマに親子で参加したり、このかえっこに出会って毎年なにかしらワークショップをやっているという。
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一番最初のワークショップは、現場にプリンターを持ち込んでその場で撮影しつつ、写真を壁に貼ってくというフォトウォールの企画でした。次にやったのは、おもちゃに顔をつけるというワークショップ。顔のパーツのシールなどをたくさんつくって、おもちゃに貼るっていうだけなんですがね。おもちゃに目のシールを貼り付けている子供に向かって、「それ、目のつけどころが違うねー」とか、「いや、お目が高い」とか言いたかったのですが、全然通じないのであきらめました。

その後、何度かおもちゃの絵を描くワークショップを開きました。「絵に描いたおもちゃ」っていうタイトルで、おわかりのように「絵に描いた餅」をもじっているという。がんばって上手に描いたら、そのおもちゃをプレゼントするよっていう企画。これは、分かりやすくてみんな参加してくれました。あと意外と面白かったのは、2年前にやったおもちゃでしりとりをするワークショップ。おもちゃに文字や文章をつけて、それをつなげてしりとりをしていくっていうものなんだけど、一直線のしりとりではなく、途中からどんどん分岐していって、言葉や単語が絡み合いつつ、すごく面白いワークショップになりました。子供たちが自由に言葉をつなげていくので、たとえば「ん」で言葉が終わったとしても、さらに「んーと、、」で言葉をつなげたり。面白かった。

あとは、UVレジンを使ったおもちゃをリメイクするワークショップをやったりしつつ、最近は、リサイクルのエコ封筒をつくるっていう工作ワークショップを何度か続けています。A4サイズの紙を使って、その場で封筒をつくり、デコするっていうもの。このワークショップは結構簡単だし楽しめるし、なによりもいらない紙をつかってつくることもできるので結構人気で、スピンオフ企画として東急百貨店の子供向けワークショップ企画としてやらせていただいたこともあります。楽しいですよ。

で、プレゼントしては、ここから「かえっこワークショップのあるある」になっていくんですけどね。まぁ、いろんな人が来ていますよ、と。
まぁ、そこらへんはちょっと内輪ネタになるので、ブログには書かないですけど。でもやっぱり、子供の創造性って、すばらしいなぁと思うわけです。本当に、自由に描いたり工作する子がいて、そういうのってもっと伸ばしてあげたいなぁと思うわけです。型にはまった工作よりも、自由につくる方が楽しいわけで。時々、ドキッとするようなすごい作品つくる子がいたりして、教えている方が楽しんでます。
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by t0maki | 2017-03-24 23:17 | アート>工作ワークショップ | Comments(0)