土佐和紙で衣装をつくるものづくりイベント「高知家学講座2017」でグランプリを受賞しました

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グランプリの発表でうちらのチーム名が呼ばれた時、一瞬「ポカーン」としてしまった。いや、まさか受賞すると思ってなかった。嬉しいです、ありがとうございました。

高知県が主催するものづくりイベント「高知家学講座2017」に参加して、土佐和紙とデジタル加工や電子工作を組み合わせて「紙衣(かみこ)」と呼ばれる伝統的な衣装を現代風にアレンジし、制作・発表を行いました。会場は、赤坂にあるものづくりのシェア工房「TechShop」。

イベントは2日に分けて開催され、初日の2月1日は企画の説明とチームメンバーの発表。その後、Facebookのグループでコミュニケーションをとりながら、チームの代表者がTechShopの機器のトレーニングを受けつつ、2月18日の当日に一気に作り込む、と。いわゆる、ハッカソン的なイベントです。


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レーザーカッターで工作中


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土佐和紙をレーザーカッターで切っていきます。


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カットの仕上がりはこんな感じ。デザインは「高知家」のロゴをモチーフにしています。


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そして仕上がったのが、こんな衣装。土佐和紙を使った「紙衣(かみこ」という服をベースにして、電子工作などと組み合わせています。


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「文明開花」というタイトルで、花がモチーフ。人が近づくと色が変わる人感センサーのLEDライトを襟の部分に組み込んでいます。


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後ろから見るとこんな感じ。蛇腹風な幾何学模様のパターンを組み合わせて。


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高知家ののぼり。会場は赤坂にあるものづくりのシェア工房、TechShopです。


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そして、グランプリを受賞! #高知家 #土佐和紙 #techshop


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グランプリの賞品として、シャモ鍋セットをいただきました。 #高知家 #土佐和紙 #techshop


うちらのチーム名は「立志社」。メンバーの5名は、このイベントで初めて知り合いました。電子工作が得意な方、服飾デザインができる方、制作や発表も分担しつつ、すごく良い感じのケミストリーがあって、楽しくものづくりができました。僕はレーザー加工担当という感じ。

レーザー加工機で和紙をカットする制作の内幕をご紹介すると、2日目のイベント当日にレーザー加工用のデザインをその場で作成。その時点で、つくったデータをそのままレーザー加工機でカットすると、一個につき24分かかることが判明。制作時間が限られたハッカソンイベントではその出力時間は長すぎて致命的なので、急遽デザインを調整して11分で出力できるようにデータを手直し。さらに、和紙を二枚重ねて同時にカットすることで時間を半分に削減。っていう苦労と創意工夫があったよアピールをしておきます。

昼飯抜きでフル稼働していると、メインの紙衣もどんどん仕上がってきて、蛇腹の模様とか、カラフルなタスキとか、人感センサーでインタラクティブに色が変わるLEDライトとか、みんなで分担しつつ作品が完成に近づいていくのがすごい。

会場のモニターに映し出されるカウントダウンの数字を見ながら各チームの制作ペースがさらにヒートアップしつつ、15時20分に制作時間終了。完成した衣装を各チームがプレゼン発表しました。

うちらのチームは、4組中3組目の発表。最初の2組が発表してる間もまだ、衣装の微調整と着付けを行ってました。

で、いよいよ発表の順番。4組中、モニターに投影するプレゼン資料をつくらなかったのはなんとうちらだけでしたが、そこはあえて「作品で語る」というスタンスで。つくったものを実際に着て発表したという点も認められて、グランプリ受賞につながりました。

本当に楽しいイベントでしたよ。高知や土佐和紙のことについても勉強になりました。

3月4日から12日までの期間、今回制作した作品が高知空港に展示されるそうです。機会があればぜひ実物も見てください。

イベントを主催してくださった高知県の方々、会場のTechShopのスタッフさんたち、そしてもちろんチームメンバーと、一緒に参加した方々も、みなさんお疲れ様でしたー!ありがとうございました。

by t0maki | 2017-02-19 11:29 | アート | Comments(0)