『アンバサダーサミット2017』の基調講演がすごく分かりやすくて勉強になった
2017年 02月 06日

今年も、『アンバサダーサミット2017』に参加させていただきました。最前列のプレス席で、前のめりな感じで。今回、4回目の開催。毎回、いろいろ勉強させていただいてます。
過去に参加した時に書いた記事がこちら。
アンバサダーサミット2014
アンバサダーサミット2015
アンバサダーサミット2016
この4年で、「アンバサダー」っていう言葉も浸透してきたと思うし、各企業がどんどん施策をはじめてますね。今回のイベントの主催者である、アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)社でも、すでに90件のアンバサダー施策を運営してきたらしい。
ここでいうアンバサダーとは、いわゆる一昔前のタレントや有名人を起用したアンバサダーともちょっと違っていて、その製品やブランドの「ファン」と一緒に盛り上げよう、っていうマーケティング施策のこと。派手なマス広告とは違い、草の根的にじわじわと口コミなどを中心に応援者を広げていくような感じ。
アンバサダープログラムについては、僕もそれなりにいろいろ参加しているので一通りは理解しているつもりでしたが、冒頭の基調講演で佐藤尚之さんがおっしゃってた、「ファンベース(アンバサダー)は、高感度層にリーチする手段」っていうのがすごく目から鱗な感じで面白かった。「ファンがファンじゃない人をファンにする」過程で、情報への感度が高い人が口コミで伝えていくという流れが見えた。それは、マス広告にとってかわるものではなく、むしろ補完するべき役割だ、と。
それと、トークセッションの中で出てきた発言で、広告費の予算取りのためにどうしても短期的な効果測定をしてしまいがちだけど、中・長期のファンベース施策ではそのような効果測定は意味がないし、人の感情などは計るべきではないっていう考え方も「さすが」と思いました。













さまざまな企業の担当者さんたちが、それぞれの事例を持ち寄ってプレゼンし、トークセッションする内容もとても勉強になりました。たまにプレゼン資料に僕がチラッと写ってたり、ブログ記事を取り上げてもらったりもしたよ。僕も、結構いろんな「アンバサダー」として活動しているので。
アンバサダーサミット2017に参加してみて思ったこと。結局、マーケティング施策って、効率化だけを目的としてガチガチに仕組み化してもうまくいかないかもしれないかもな、と思った。結局最後は、人と人との付き合いなのですよね。マス広告というものは引き続き存在しつつ、その周りを取り囲むようにインターネットやSNSの台頭によってコミュニケーションの形も変わってきた。そこに広告が割り込むのではなく、対話をしながらコミュニティの一部となるようなマーケティング手法が理想的なのだな。なんてことを考えつつ、個人的にも引き続き「アンバサダーのアンバサダー」としていろいろ活動していきますよ。
by t0maki
| 2017-02-06 10:27
| アンバサダー
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