「りんごをかじろう」でフィールドワークについて学ぶ

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今回、12月に国際文化フォーラム(TJF)で開催された「りんごをかじろう」の企画は、これまでの「国」や「言葉」といったくくり(お隣の言葉=隣語=りんご)ともちょっと違っていて、一橋大学大学院教授の赤嶺さんをお招きして、東南アジアを中心とした「モノ研究」とその手段としての「フィールドワーク」にフォーカスしたとても面白い内容の勉強会でした。

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テーマを見つけ、それについてとことん深掘りしていくこと。実際に現地に赴いて調査し、聞き取りを行っていくことで、本質を理解していく。モノがつくられた起点から、流通し、消費される終点まで、表層的な部分だけでなく歴史や文化も含めてすべてが研究対象。素晴らしい。

僕もまぁ、趣味でこうして文章を書き散らかしていますが、どちらかというと表面をなでているだけで、なかなか奥深いところに切り込んで行くことが難しい。たまたまするりと中に入り込んで、そこから見える景色に感心することはあるけれども。フィールドワーク。飛び込んでくのはすごく大事ですよね。

学術的なレベルの差異こそあれ、結構ブログとも通じるものがあり、すごく身近なテーマとして学ぶことができました。ひとつの興味ある分野にどっぷりとのめり込んで行くと、だんだんそのテーマについて深い見識を得られるようになってきて、するとそこから派生する副次的なテーマも面白くなってきて、少しずつ触手を伸ばすような感じでじわじわと学ぶ対象が広がっていく。ランダムに広がっているように見えて、実はその深いところではきちんと繋がっている。

赤嶺さんの場合は、それがナマコやクジラであり、ヤシであり、バナナであり、キノコである、と。その根底にあるのが、東南アジアの食生活誌であり、それを研究するためのフィールドワークである、と。

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そういえば、僕もクジラについての記事を書いたことがある。だがしかし、捕鯨の現場をまだ見たことはないし、捕鯨に関わっていた人の話を聞いたこともない。インターネットで比較的簡単に情報が得られる時代こそ、フィールドワークが重要になってくる。その情報のソースに近いところから、真実を掘り出すという作業。それを、赤嶺さんは実践している。

懇親会で直接お話をする機会がありましたが、実際に直接現場を見てきた赤嶺さんの話は説得力があるし、面白い。僕は学者や研究者ではないけれど、趣味でものを書く人間のはしくれとして、フィールドワークの手法はものすごく参考になりました。特に、「マルチ・サイティング」の手法は個人的にもすごく勉強になったので、ぜひ実践してみたいと思います。

by t0maki | 2017-01-14 15:42 | イベント・スポット | Comments(0)

書くこと、つくることが好き。旅をしながら写真を撮ったり、製品レビューをしたり、思いつきでいろんなところに飛び込んでみたりします。英語と走ることが得意。

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