とうとうPowerShot S120が動かなくなりました
2016年 08月 02日

蛍光マーカー、防水スマホケース、ベルトハンガー、VRヘッドセット、ワイヤレススピーカー、ブラシ、クライミングスティック、ドライヤーボールの撮影をして、とりあえずたまってる製品レビューの写真を全て撮り終えたら、PowerShot S120が起動しなくなった。2013年の暮れにオーロラを見るために、極寒のカナダを訪れる際に買ったカメラ。そのカメラの性能は買う前からすでに知っていた。発売前から、キヤノンさんにお借りして使っていたから。カナダでは、メインで使う予定だった一眼レフのレンズのモーターが凍って動かなくなってしまい、結局この小さなコンデジを携帯カイロでぐるぐる巻きにしながら撮影を続けた。美しく、心に残るカナダのオーロラ写真は、そのまま銀座のギャラリーで展示し、販売もした。
その後、どこへ行くのにもそのカメラを持ち歩いた。ブロガーイベント、勉強会、プレスイベント、旅、フォトウォーク、遊びも取材も。ニューヨークへ行った。ロンドン、ベトナム、そして先月のニュージーランドも。6月に新しい一眼レフを買ってからも、常にこのS120は一緒に使ってた。
昨年のクリエイティブワークショップで、Tomatoのジョン・ワーウィッカーさんが講師だった時「そのカメラ、使ってたよ。良いカメラだよね」って言ってくれて嬉しかった。もっとも、ジョンさんはその時もう、後継機種に買い換えてたけれど。
僕は、ずっと使ってたよ。塗装は剥げてボロボロになり、ネジは外れ、リングメニューも効かなくなり、いつの間にかWiFiも使えなくなって、シャッターボタンさえ取れてしまったけど、まだずっとS120で写真を撮り続けてた。
東北復興支援で宮城や福島を訪れた時も、イベントに登壇して壇上から写真を取った時も、宇佐美選手の空手演武を撮ったのも、国際大学で教えた時も、ボートの免許を取った時も、いつもこのカメラ。
そして東京湾や隅田川をみんなでクルージングし、羽田空港沖で飛行機を見上げてみんなが写真を取ってる姿を撮影したのもこのカメラで、ちょうど先月、六本木の富士フイルムスクエアで「30,000人の写真展」に展示された僕の写真は、その羽田沖でボートに乗りながら撮ったもの。
約三年間の思い出がいっぱい詰まったカメラ。たくさんの大切な思い出の写真が残りました。家族で行ったイベント、旅行、あるいは日常のスナップも全部このカメラでしたから。ブレスの人たちがごついカメラを構えてる中で、僕はいつもこの小さなコンデジ。フォトウォークだろうが、取材だろうが、このカメラさえあれば好きな写真が思うように撮れた。ま、コンデジなのでそれなりに制限はあるけど、僕には十分すぎるほどよく撮れるカメラ。ポケットに入れてどこへでも持ち歩けるし、こないだなんかもバイクの講習を受けながら、ときどきポケットからこのカメラで取り出しては、みんながバイクに乗る姿を撮ってましたよ。
カナダで犬ぞりに乗った時も、スノーモービルに乗った時もこのカメラで大自然の雄大な景色や、雪山の夕日を撮りました。さすがに水上バイクに乗った時はこのカメラは持ってなかったですが、指の骨を折るくらいの落水をしたので、カメラを持ってなくて良かったですよ。で、折れて腫れ上がった指は、もちろんこのカメラで撮りました、と。
キヤノンのサービスセンターには一度持って行ってみようと思います。品川?銀座?一万六千円とか出しても、直る気はしないんだが……。ダメ元でね。壊れてる箇所が多すぎる。ここまで動いてたのが奇跡みたいな。
とりあえず、今まで一緒にいてくれて、ホントにありがとう。
8/3 追記:
銀座にある、キヤノンのサポートセンターに修理持ち込みしてきました。まずは、修理見積もりを取ります。さてさて。
by t0maki
| 2016-08-02 01:41
| アート>写真
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