機内食を美味しそうに撮るコツ

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写真というのは、そこにある光を捕まえる作業。いかに美しくイメージをフレームの中に定着させるかが大事なわけです。

良いカメラがあれば、良い写真が撮れるってもんでもなく、必要なのは被写体への集中力と創意工夫。

何が言いたいかというと、飛行機の中で機内食を美味しそうに撮るのって、難しいよね、と。狭い座席で、隣の人に気を遣いながらカメラを構えて、小さなスペースにコンパクトに配置された機内食のプレートを撮ると、どうしたって下記の写真みたくなってしまう。記録用の写真としてはこれでも十分だけど、なかなか「美味しそう!」な写真を撮るのは難しい。

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そこで、機内食を美味しそうに撮る方法。
冒頭の写真をどうやって撮ったか、お教えします。

やり方は簡単。プレートごと持ち上げて、窓からの自然光を当てて、良い感じに撮影しただけ。カンタン、カンタン。

クロップ無し、加工前の撮ったまま写真はこちらです。
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ね?窓際に持ち上げて、光をちょっと工夫して撮るだけで、こんなに違ってくる。この後、Instagramで切り抜いて、色調・彩度・階調等を好みで補正して、完成、と。

思い切って寄って、肉にフォーカスを当てています。食べ物写真は、「逆光」を味方につけましょう。輪郭が際立ちます。あとは、光が良い感じであたるように自分が動くか、被写体を動かすかして、「これだ!」という構図を見つけたらシャッターを切る、と。この場合、片手で撮影してるので、ゆっくりとぶれないようにシャッターを切ります。

今回の旅は、ニュージーランド航空さんに航空券を提供いただき、ロトルアへのひとり旅。念願だったボーイング787-9にも乗れて、すごく嬉しい。もちろん、写真の出来不出来にかかわらず、機内食は美味しかったですよ。

ちなみに、このボーイング787-9は、窓のサイズが従来の機体よりも大きくつくられていて、光が入りやすい。窓際で写真を撮るのにもってこいな機体なわけです。ま、写真を撮る人のために窓を大きくしたんじゃないとは思いますけど。

というわけで、「機内食を美味しそうに撮るコツ」でした。
飛行機に乗ったら、実践してみてくださいね。あ、プレートは落とさないように気を付けて。あと、周りに人がいる場合は、迷惑にならないようにね。良い写真も大事ですが、お行儀よく、美味しくいただくのが一番ですよ。
by t0maki | 2016-07-28 18:44 | ライフスタイル>旅 | Comments(0)