鯉八さんのネタづくりの話が勉強になった、シェアする落語の懇親会

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シェアする落語の記事2本目。前回、会場で書いた記事はこちら

第13回となる今回は、瀧川鯉八さんがゲスト。落語だけで無く、席亭の四家さんがMCを務めるトークセッションの時間もあって、そこは撮影OKなのです。というわけで、イタリアでの落語会の裏話で「ナタリーナ」のエピソードに腹を抱えて笑いつつ、実際にイタリア語のトークも交えて。落語家さんの人となりが見えてきて面白い、シェアする落語ならではのコーナー。
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落語会が終わった後、飲み屋さんに会場を移し、噺家さんと一緒に話をしながら飲める懇親会もシェアする落語の楽しみの1つ。落語についてのディープなお話を横で聞いてるのも楽しいし、落語家さんに業界の裏話やここだけの話を伺うのも面白い。
今日は鯉八さんの落語を聞いた後にご本人から、アップリンクでジェームズ・ブラウンのドキュメンタリー映画を観てからネタづくりまでのプロセスについてのさらに詳しい話を聞いてみました。いろんなアイデアを取り込んで、自分の中で熟成させて、一気に作り上げる。

鯉八さんの落語は、ストーリーの見せ方がしっかりしていて、そこに情景が浮かんでくる感じなのですよ。まるで、コマ割りのしっかりしている映画やマンガを見ているような。「脚本は書かないんですか?」って聞いたら、「それはないですねー。小説を書く話が来たことありますが、断りました」って。それは、もったいないなー。やっぱり、落語一筋なのかなー。でも、ここだけの話、書くっていう方向性もアリらしいので、そこはそれ、楽しみにしています。

個性的な登場人物と愉快なやりとり、情景描写、出てくる小物とか、鯉八さんの落語は独特の世界観があって面白い。そこで、その鯉八さんの着眼点に迫るべく、「何か、好きな映画とかマンガはありますか?」って伺ったら、中崎タツヤさんの「じみへん」が好きとおっしゃってました。インスピレーションの原点として、リセットしたいときとかにいつも読む、と。

飲み会の席でしか聞けないような話がポンポン飛び出すので、とても面白かったです。
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ちょうど今、僕がテンプル大学で学んでる「クリエイティブ・ライティング」の内容とシンクロするところもあり、ストーリーの構築についてとか、コンテンツの作り込みについてとか、とても勉強になりました。

やっぱ、落語すげーや。


by t0maki | 2016-07-03 10:02 | アート>もの書き | Comments(0)