言語の習得と国民性との関係性
2017年 01月 24日
例えば、イタリアには陽気な人が多いと言われてる。
つまり、陽気な人はイタリアが性に合ってる。陽気な日本人がイタリアに住んでみると、日本にいる時よりもしっくりくるかもしれない。
料理や芸術に興味がある人は、フランスが心地よいと思うかもしれない。フランス語を学んで、フランスに住んでみたら、毎日がすごく面白くて、刺激があって楽しいとか。
ビールが好きな人はチェコをオススメする。なんと言っても、ピルスナービール発祥の国だし、一人あたりのビール消費量は世界一だ。
テヘラン大学の日本語学科で日本語を学ぶ学生の話を聞いて「なるほどな」と思ったのは、海外で日本語を学んでいる外国人で、日本語が上手く喋れるようになる人って、日本の文化にうまく馴染める性格の人が多いんだって。
謙遜の心を理解していて、どことなく奥ゆかしいタイプの人。つまり、外国人っぽくない性格の人(?)。そういう人は日本語の習得も早いんだって。もともと日本の文化に興味があるから、言葉も一生懸命覚えるっていうのもあるかもしれないけど、その外国語を巧みに操れる人が、その国の文化にもよく馴染めるっていうのは面白いなと思いました。
そういえば、日本に来日して生活している外国人って、そういう控えめな奥ゆかしさを理解できる人が多い気がする。
日本人でも、恋多くて陽気な人はイタリア語を勉強したら割としっくりくるかもしれないし、哲学的思索に浸りたい人はドイツ語とか、フラメンコ好きだったらアルゼンチンだからスペイン語とか、何か語学を習得する時に自分の性格と、その国の国民性とか考えてみると良いかもしれないよ、っていう話。
by t0maki
| 2017-01-24 21:38
| ライフスタイル>語学
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