ブログ広告をしたいなら、ブログを広告媒体だと思わない方が良い
2016年 05月 28日
ブログを書いてます。そして、たまに広告の記事も書いたりするのですが、ブログを「広告媒体」としてしか見ていないような人と仕事をするのはあまり楽しくない。「ブログの本当の価値はそこじゃないのに」って思うから。いや、広告媒体として記事も書きますよ。でも、ブログの醍醐味って、そこじゃない。もっと面白いことができるし、やってるとこは既にやってるし。
ブログやSNSメディアのコミュニケーションスタイルを理解せず、トラフィック数やコンバージョン率だけしか見ないマーケティングキャンペーンって、もったいないと思うんですよ。そういった数字が欲しいなら、方法は簡単。金を払ってちゃんとしたメディアに出稿すれば良い。きちんとトラフィックを保証してくれるし、金額分は効果ある。ただし、効果が続くのはお金を払ってる間だけ。
ブログは違う。ブロガーさんが本当にその製品が好きになったら、広告関係なしに使ってみて、お勧めする。ファンを増やすためのコミュニケーションが、ブログやSNSを使ったキャンペーンの本質だと思うのです。そこから、つながりが広がっていくということ。CPAやCVR、ROIだけでは計れない、人との繋がりとか気持ちとか、想いとかストーリーとか。そういったものが生まれてくるのがブログやソーシャルを使ったマーケティングの良いところだと思うのです。
もちろん、お金を払って、あるいは何かしらの対価があって、その見返りとしてブログに広告記事を書いてもらうってのもアリだと思います。人気のあるブログに広告バナーを貼ればそれなりに効果もあります。それはそれで全然良いけど、なんかもったいないと思うのです。そっから先に、繋がらないでしょ。
単なる目先の利害関係だけの結びつきではなく、その繋がりの先にある人間同士のネットワークをきちんと理解して、「一緒に面白いことやろうよ」って言ってくれたら、そこからもっといろんなものが派生的に生まれてくると思うんですよ。
製品に対する想いとか、情熱とか、そういう開発のストーリーを共有して、それを一人一人が自分の声で発信する。そしてそこから、またファンが増えていく。リアルなストーリーテリングのメディアとして、ブログなりSNSを通じて広がっていくということ。これは、テレビや新聞雑誌、バナーや検索広告などとは違う、ブログやソーシャルの特徴だと思うのです。
なんか最近、「あぁー、惜しいなー」っていう企画やイベントが多かったので、あえて書かせていただきました。製品カタログをパワポに落とし込んだだけのプレゼンとか、当たり障りのない企業概要や沿革とかもちょっといまいち。想いが伝わってこない。ストーリーが見えてこない。
ひどいのは一斉配信メールで一方的にURL情報が送られてきて「ご確認の上、ぜひブログへ掲載してください」なんてのとか。
とまぁ、いろいろ書きましたが、単なる1ブロガーとしての個人的な意見なので、人それぞれいろんな書き方や考え方があると思うので、ま、こんな意見もありますよ、と。
みんなを巻き込んで「面白いことやろうぜ!」って案件、お待ちしています。
by t0maki
| 2016-05-28 12:32
|
Comments(0)