スマホで写真を撮るのが楽しくなる。三井公一さんの写真講座@AMN勉強会
2016年 05月 19日
三井公一さんと言えば、iPhoneでめちゃめちゃスゲー写真を撮る「iPhonegrapher」の方。iphonegrapherっていう本も出しておられます。
そんなすごいスマホ写真の達人をお招きして、『スマートフォンで「!」な写真を撮るコツ』というタイトルで勉強会を行いました。
これはAMN勉強会の企画で、これまでにも「取材で写真を撮影する時に役立つ法律の知識」や、「イベントや人物取材のテクニック」、「バズるコツ」といった、ブログや記事執筆に役立つ勉強会をいろいろ開催しています。毎回「その道の達人」の講師をお呼びして、楽しく勉強しています。
もともと僕もスマホで写真を撮るのが好きで、スマホレビューを書くときもまず最初に使うのがカメラ機能だったりします。
実は、ちょうど五年前にも三井さんのワークショップを受講していて、その時も大変勉強になりました。
今回は写真撮影の実技と、参加者ひとりひとりへの講評もあって、すごく充実した勉強会でした。
▼撮る時は、こう!
▼モデルになっていただいて、撮影の実技!
▼最初に撮った写真。切り抜きや補正無しでそのまま。
▼人物を撮るのは、難しいですね。
▼やっぱり僕は、こういう写真が好き。
良い写真を撮る方法って、実はすっごいシンプルで、それだけにめちゃめちゃ重要。
ポイントは、この三点。
1.手ぶれしない
2.しっかりとピントを合わせる
3.適正な露出
それぞれ、個人的な補足を入れつつ、ご説明します。
当たり前って言えば、当たり前。でも、この当たり前をきちんと実行するのが意外に難しいのですよ。
「手ぶれしない」ってのは、カメラが動かないようにしっかりがっつり持つってこと。理想的なのは、3点以上でカメラを支えることなんですけどね。ファインダーカメラなんかは、右手と左手、そしてファインダーを覗く顔でカメラを固定するから、ブレにくい。スマホの場合は基本両手だから、とりあえず脇しめて、なんなら膝も使ったり、テーブルとか壁とか動かない部分なんかも利用して、とにかくぶれないように、動かないようにして撮影する、と。ここらへん、僕も以前別の勉強会で撮り方のプレゼンをした時に、コンデジの固定の仕方なんかをデモしましたが、すごく大事なことなのでぜひ。まぁ、手ブレはブレれで、味が出たりもするので、場合によってはわざと入れたりもしますけどね。
あと、シャッターの押し方ね。「押す」っていう認識を改めた方が良いです。コンデジの場合は、シャッターを「押す」のではなく「じわじわゆっくり押しつぶす」感じです。シャッター押す時の動きが、手ブレの原因だったりするので、撮るときはさらに慎重に。スマホの場合は、画面上のシャッターボタンにそっと触れて「静かに離す」のがポイント。iPhoneは、ボタンから手が離れた瞬間にシャッターが切れるので。
「しっかりとピントを合わせる」ってのは、画面上のピントを合わせたい位置をタップするってことですね。画面のどこにフォーカスを当てたいか。iPhoneの場合、長押しで「AE/AFロック」になるので活用すると便利。料理写真だったら基本は手前にフォーカスあてるとか、人物を撮る場合は手前の目の位置にフォーカスあてるとか。これもまぁ、決まりはないので自分の好きなところにピントを合わせると良いかと。とにかく、こういうところを意識して、きちんと思い通りに撮れるかどうかがポイントですね。
で、「適正な露出」っていうのは、写真の明るさ。iPhoneだったら、ピントを合わせた時に、そのタップした位置に出てくる四角の脇に「お日さま」みたいなマークが出てくるので、それを上下にスライドさせると明るさが調整できる、と。もちろん、撮影したあとで画像加工アプリを使って明度を調整することもできますが、最初っから白飛びしている写真はどう頑張っても直せないですからね。
といったあたりを基本として、あとはじっくり時間をかけて撮影のタイミングを粘って待つとか、フラッシュは使わないとか、いろんな構図の種類とか、覚えておいた方が良い撮影テクニックのあれこれを教えてもらいました。
でね、なんだかんだ言って、要は当たり前の基本をしっかり押さえて、「きちんと撮る」っていうことが大切なんだなぁ、と改めて思いました。手ブレに気を付けるとか、ピントや露出とか。撮影中に常に仕上がりを意識するってのが重要。うまく、カメラの特性を知って、コントロールできるか、と。ここらへんは、どんなカメラを使っていても、どんなスマホでも、意識は同じ。ていねいにしっかり撮るのが、良い写真を撮るコツです。面白そうな被写体を探して見つける目と、撮るときの集中力と注意力。どんなアプリを使うとか、細かいテクニックなんかはあんまり関係なくて、まずはその基本をおさえましょう。
質疑応答のコーナーでは、写真データのバックアップのとりかたや削除のタイミング、作品として構図にこだわった写真と製品情報などを伝えるための写真を撮り分けるコツとか、三井さんの経験をもとにいろいろ教えていただきました。と、さすがiPhonegrapherの三井さん、新しいiPhoneが発売されると毎回購入するそうですよ。
っていう感じで、今回の勉強会は終了。
撮影の実技や、三井さんに作品を講評してもらったことも含め、すごく勉強になったし、これからもどんどんスマホで写真を撮ろうと思いました。
iPhonegrapher―写真を撮り、歩き続けるための80の言葉
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三井公一
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【AMN】スマートフォンを中心に撮影技術を学ぶ
~ iPhonegrapher 三井公一氏を迎えて~ ブロガーレベルアップ講座 第4回
by t0maki
| 2016-05-19 22:25
| アート>写真
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