『モノにまつわるイベント・人物取材のキーポイント』@AMN勉強会に参加中
2016年 03月 16日

今日は、『モノにまつわるイベント・人物取材のキーポイント』と題して、虎ノ門に引っ越したばかりのAMNを会場にして、ガジェット系ライターの武者良太さんを講師にお迎えしての勉強会、と。
にしても暑いね、この部屋。
サーバールームから持ち込んだファンが唸っております。
さてさて。
ガジェット系などの製品発表イベントや、展示会の取材について経験者ならではの深い話が続いています。
「展示会場の床は堅い。疲れやすいの柔らかいソールの靴が良い」
「ワークパンツの腿ポケットにレンズを入れると便利」
「バッグはメッセンジャー型」
ほほぅ。
■発表会と展示会
「発表会」と「展示会」の違いとか、興味深いです。メーカーさんが新製品を発表するために関係者や記者さんたちを呼ぶのが発表会。自社でやるところもありますが、ホテルとかイベント会場を借り切ってやる企業さんが多いですよね。
展示会は、大きな会場にたくさんの企業があつまって、製品などを展示するイベント、と。東京ビッグサイトや、幕張メッセなどでやってる方のやつですね。それにしても、床の硬さから履くシューズのソールについてまでアドバイスしてくれるとは、武者さんすごい。そして、革靴履いて展示会で一日中歩き回るのは、確かにツライですよね、と納得。
■撮影のポイントとか
取材にたくさん参加している、武者さんならではのコツなど、勉強になります。取る角度とか、被写体との距離感とか、カメラとかレンズとかストロボとか。
僕はコンデジ一本ですからね。旅記事も製品紹介も発表会も展示会も、Canon PowerShot S120一択で撮影しております。結局どこでも取り出せてポケットに入れておけるコンデジの感じに慣れてしまうと、ごっついカメラは持ち歩かなくなっちゃうんですよね。でもまぁ、すっげー写真を撮るブロガーさんなんかの記事を見てると、いいカメラはやっぱいいよなぁ、とか思ったりもしますけどね。いずれにせよ、カタログショットみたいな写真と製品を象徴するイメージの組み合わせで俯瞰と寄りをうまい感じで押さえたり、インタビュー写真のコツであったり、すごく参考になります。
■展示会に行ったら
展示会には、エンジニアさんが説明員として動員されてるので、いろいろ直接聞ける良い機会。これは、良く分かります。キレイなおねーさんに話しかけるのも良いですけど、ゴリゴリの開発者さんに話を聞いた方が数倍面白い。でもまぁたまに、キレイなおねーさんがとんでもないエンジニアだったりするケースもあったりなかったり。「取材である以上、自分が何かを伝えたい場ではない」っていうのは、なかなか貴重な意見ですね。
僕は結構、雑談しちゃうなぁ。なんとなく、あるあるな話で盛り上がってここだけの話が聞けたりも。記事にするしないは別として、単純に話が聞けるのが楽しかったりするので、それはそれで。
■直接取材のポイント
そうか、直接取材の方は「適度に自分話を織り込む(ただし使い過ぎに注意)」、と。なるほど、こういう風に使い分けるんだなぁ。さすがに僕は直接取材の機会はあまりないけど、発表会の懇親会も、展示会の説明員の雑談も、ここらへんの会話術なんかは重要になりそうですね。しっかりゆっくり、抑揚付けて、とか。ココロのなかにホスト/ホステス、とか。面白い。中山さんが補足でおっしゃってた、「相槌」と「繰り返し言葉」のテクニックも勉強になります。
と、聞きたくない話をさりげなくスルーしてこちらの流れに持ち込むテクニック、凄すぎです。
■褒めづらい製品でも褒める?
質疑応答で質問してみたのは、「褒める要素が少ない商品でも、褒めますか?」と。そしたら、武者さんは「褒めるところを探して褒める」と。ここらへん、プロのライターさんはさすがだな、と。多分そこらへんが、ブロガーとライターの違いだったりもするのかな、と。僕だったら、良いとこもそうでないとこもそのままありのまま書いちゃいますからね。普通に清濁おりませ自由に書いちゃう。だから、いきなり記事の冒頭で「この部屋暑いね」とか書いちゃう、書いちゃう。それはそれ、そこはメディアの違いということ。まぁ、でもアレだ。さすがに僕でも、報酬をいただいて広告記事を書くときは気を使いますよ。うん、多分。
やっぱり、自分のブログにこうして記事を書きつづってくのと、外部のWEBメディアに寄稿するのとでは、取材の仕方も書き方も変わってくるってのは確かにありますね。そこは本当にすごく勉強になりました。
僕は、基本的に普段はお気楽な日曜アーティストブロガーなのでゆるふわな記事ばっかり量産してますが、それなりにまじめにWEBメディアへの寄稿する機会もたまにあるので、今日学んだことは実際に活用してきたいと思います。
ボイスレコーダーとか、ストロボとか、買った方が良いのかなぁ。どうかなぁ。でもやっぱりコンデジひとつでどこへでも飛び込んで行く方が性に合ってる気もするし。まぁ、機材はともかく、取材の心構えとかテクニックとか、覚えることはまだまだあるな、と。
というわけで、今回は勉強会の会場でリアルタイムに話を伺いながら、会場でこの記事を更新しました。
講師の武者さん、主催したAMNさん、そして暑い部屋で熱い質疑応答に参加した皆さんも、みんなお疲れ様でした。
次回の勉強会も既に申し込み済みなので、そちらも楽しみにしています。
by t0maki
| 2016-03-16 19:40
| ブロガーイベント
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