『震災から5年 未来への記憶、未来への学び』でボランティア活動について考えた
2016年 03月 07日

Google社主催の、『震災から5年 未来への記憶、未来への学び』というイベントに参加してきました。六本木のアカデミーヒルズ・タワーホールにて、グーグル株式会社 代表取締役のピーター・フィッツジェラルド氏のあいさつに始まり、来賓挨拶として復興大臣政務官の高木 宏壽氏がスピーチがあり、さらにグーグル株式会社 製品開発本部長の徳生 裕人氏から Googleの復興支援などの取組みについての紹介があったり、なんとも中身の濃いしっかりとしたイベントでした。
と思いきや、最後の方でみんな立ち上がって除雪とエクササイズを組み合わせた「ジョセササイズ」の準備運動をリズムに合わせて全員で踊ったのは、これはこれですごく楽しかったですよ。ちなみに僕も、先日西会津を訪れ、ジョセササイズ認定インストラクターのB級ライセンスを取得しました。
▼富永さん。司会姿がバッチリきまってる。

▼グーグル社の代表取締役、ピーター・フィッツジェラルドさんです。

▼復興大臣政務官の高木宏壽氏。

▼以前復興大臣政務官だった、小泉新次郎衆議院議員も来賓挨拶。

▼そして我らが日本ジョセササイズ協会の会長と副会長の登場!この後、会場全員で踊るのである。

▼レッツ・ジョセササイズ!(準備運動です)

僕は、Google社が運営する、東北の事業者と一般のボランティアをつなぐ「イノベーション東北」というサービスに登録し、活動しています。今回このイベントに呼ばれたのも、そんな繋がりで。今回のイベントで行われたパネルディスカッションで、僕と同じイノベーション東北のサポーターの方たちが言ってて僕もすごく同感したのが、ボランティア活動を通じて「支援する」とか「助ける」とかいう気持ちよりも、「一緒にやろう!」っていう気持ちに近いんですよね。まじめに面白いことに取り組んで、みんなを元気にしつつ、僕らも元気を分けてもらうみたいな感じ。
実際、東北の人たちは元気で明るい。僕も行くたびに、元気をもらってきます。
昨年僕は、「モリウミアス」という石巻市雄勝の廃校になった小学校の校舎を再生してキッズ向けの体験型学習施設をつくるお手伝いをしました。これも本当に、「一緒にやろう!」っていう感じでみんなを巻き込んだり、巻き込まれたりしつつ、楽しい体験でした。そこに集まる人たちとつながって、またそこをきっかけにして輪が広がっていったり。
また、「小窓プロジェクト」という、福島の子どもたちへ100冊の本を推薦するという企画にも参加し、僕も好きな本を紹介しました。今回のイベントで、その主催者である福島県双葉郡教育復興ビジョン推進協議会事務局の方にお目にかかって、「この本推薦したの僕なんですよー」なんて会話をしました。

さらに今回、除雪とエクササイズを組み合わせた「ジョセササイズ」という面白いネタをきっかけにはるばる西会津に訪れ、その直後に今度は六本木でジョセササイズの会長と副会長にこのイベントで再会したりなど。
これって全部、僕はボランティアとして参加しているわけだけれど、自分としては「東北の人たちを助けてあげる」っていう意識はあまりなくって、「面白そうだから一緒にやらせて!」っていう気持ちの方が強かったりします。で、そういった面白そうなところに飛び込んでいくと、そこには実際に面白い人が本気で真面目に面白いことを考えていて、そこに集まってくる人も面白い人が多くて、なんだかもう外から内から、いろいろ面白いことが巻き起こるわけです。その場所にいて、そういう光景を目の当たりにするのが、面白い、と。
みんながそういう活動に注目して、ちょっとずつ手伝ったり参加したりなどして、いろんな人を巻き込んだり巻き込まれたりしつつ、みんながハッピーになる仕組みを構築していく、と。そんな風に人と人とをつなげる役割を手伝っているのが、イノベーション東北のプラットフォームなのだという風に感じます。実際、いろんな人に出会えて、面白いですよ。
というわけで、震災からまる5年を迎え、もうすぐ6年目に入る今、さらなるつながりやきっかけを見つけるために、今後もいろいろ活動していこうと思っています。
by t0maki
| 2016-03-07 21:20
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