生き物と食べ物の境い目
2015年 11月 14日

別に大事に書き立てる気もないし、極めて当たり前のことなんだけど、こないだ初めて魚を釣って、捌いて、塩焼きにして焼いたときの話。
プールの生簀で泳いでる魚は、まだ生き物だった。お皿に載った焼き魚は、もう食べ物。このさ、生き物と食べ物の境界線って、どこだったのかな、なんて。実は、生きてはいたけど、釣り上げられた瞬間に食べ物だったのかも。あるいは、そのプールに放流された時点で、食べ物となる運命だった。
手洗い場に貼ってある捌き方の手順どおりに、肛門あたりからハサミでジョキジョキ切り開いてく。内臓を取り出して、洗ったあたりからは、完全に食べ物だったと思う。
自分の手で捌くのって、すごく大事なことだと思う。他の命を、自分の中に取り込むこと。その食べ物は、元は生き物だったんだと、その命の源に感謝しつつ。
by t0maki
| 2015-11-14 00:43
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