鍵と薬莢の作品
2015年 10月 25日


これも学生時代につくった作品。
当時、ガス溶接で鉄工作品をつくったりもしていたので、地元のジャンクヤードによく行って、鉄くずを買ったりしてました。普通に鉄板を購入すると高いけど、ジャンクヤードの量り売りなら比較的安いですからね。
で、そのジャンクヤードで売ってたのが、この大量の鍵と、いろんな口径の薬きょう。
銃を撃った時に出る薬きょうと、ロッカーや家の鍵は、どちらも材質が真鍮。
ジャンクヤードの量り売りでは、素材が一緒なら単価も同じなんですよ。
つまり、この鍵も、薬きょうも、全く同じ値段。
「ものの価値」について考えさせられますよね。
薬きょうは、多分日本ではなかなか手に入らない。中には、抱えて持つような巨大なシリンダーもありましたよ。そこらへんになるともう、軍の払い下げ品だと思います。
もう一方は山積みの鍵。何を開けるかも分からない。この鍵が刺さる鍵穴は、いったいどこにあるのか、なんて考えつつ。役割を放棄した大量の鍵も、見ていていろいろ考えさせられます。
というような、作品です。
by t0maki
| 2015-10-25 03:25
| アート
|
Comments(0)