Esin クリエイティブラウンジ vol.4 のゲストは古屋言子さん
2015年 10月 24日
2年くらい前かな、お客さまの事例を「広告賞」にエントリーするってのを仕事でひたすらやりました。それこそ、カンヌライオンとか、クリオとかエコーとかいろいろ。そのときに、D&AD(Design & Art Direction)もエントリー候補のリストに入ってました。実際には、案件との相性を考えて、申請はしなかったんですが、その頃から名前はもちろん知ってましたよ。
D&ADは、世界的にも権威のある広告賞なのです。
で、今回の「Esin クリエイティブ・ラウンジ #4」のゲストが、このD&ADの日本におけるレップを務めていらっしゃる、古屋言子さん。
古屋さんの経歴について、どういういきさつで海外とのデザインビジネスでレップやマネジメントを行うようになったのかというお話を伺ったのですが、ひとつひとつのエピソードがなんともパワフルでね、すごく面白かった。
社会人一年目で、締切ギリギリになった図録の印刷版フィルムの40kgもあるものをひとりでイタリアまで持って行った話とか、英国のグラフィックデザイナー ネヴィル・ブロディさんが来日した時に突撃交渉してホントにレップになっちゃった話とか。いやホント、体当たりだなぁ、と。そういう行動力、大好きです。
▼メイカーズベースで、Esinのクリエイティブラウンジ。
▼この机の上にあるのはまさか!黒い方は、50年の歴史で日本では二回のみ。
▼進行は今日もMiwoさん。
▼来週からの東京でのワークショップの説明。
▼D&ADのサムライ審査員、福田敏也さんも加わって。
▼入社一年目に関わった、思い出の書籍だそうです。締め切りギリギリ、40キロのフィルムを直接イタリアへ飛行機で届けた!
▼D&AD賞の概要。
賞のシンボルは「イエロー・ペンシル」。黄色の鉛筆の形をしたトロフィーです。色によって賞のランク分けがされていて、Wood(木)→Graphite(グラファイト)→Yellow(黄色)→White(白)→Black(黒)の順にランクが上がっていきます。最高ランクのBlackはものすごく貴重な賞で、過去50年以上の歴史のうちで日本の団体が受賞したは2度しかないそうです。
エントリーフィーはカテゴリごとに異なっていて、一番安いのが、例えば電子書籍とか雑誌の表紙とかが単品(Single)で210ドル。高いのはキャンペーン(Campaign)のもので1,270ドルとかありますね。2万円台から十数万円、と。
もちろん、同じ広告デザインを複数のカテゴリに申請できると思うので、そうなってくると、まぁ、それなりにお金はかかる、と。
でも、いつかはエントリーしてみたいなぁ。
エントリーするなら、どんなものをつくろうかなぁ、なんて考えるとなんだかワクワクしますよね。
というわけで、今回のイベントも楽しかったです。イベント参加者や登壇者、スタッフさんも含めて、素敵な出会い、再会など。全4回シリーズは今回で終了ですけど、またぜひ!
突然関係ないけどちょっと関連するイベント情報。
http://dentsu-ho.com/articles/3242
汐留にある電通のミュージアムで、D&AD関連の企画展をやるんだって。
時間を見つけて、見に行こうかな。
「ピュア・デザインD&AD Awards 2015展」概要
主催:吉田秀雄記念事業財団/D&AD
協力:電通
会期:2015年10月29日(木)~11月28日(土)
会場:アド・ミュージアム東京(港区東新橋1-8-2 カレッタ汐留)
開館時間 :
平日 午前11時~午後6時30分(最終入館:午後6時)
土・祝日 午前11時~午後4時30分(最終入館:午後4時)
休館日:日・月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌平日、広告図書館は日・月曜日・祝日・振替休日)
入場料:無料
by t0maki
| 2015-10-24 15:00
| アート
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