そこにある背景とストーリーについて

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というわけで、まったく異なる二つの出来事なんだけど、昨日から今日にかけて、ひとつなんとなくテーマが繋がってることなので。

ひとつは、成り行きでいきなりポンとドキュメンタリー映画の「エキストラ」として飛び込んだこと。
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「なんか面白そう」っていうことで、映画も出演者についてもよくわからないまま参加してみました。撮影してる後ろの方で、お気楽にビール飲んで、演奏を楽しんで。
あとから撮影が終わって、そこにいた人たちのことを知るにつけ「やべ、サインもらっときゃよかったー」くらいなすごい人達が集まってて、どうやらとんでもないところに紛れ込んでたらしい。

そこにあるコンテクスト、つまり、背景とか繋がりとかストーリーとか、そういったものを理解して、初めてその体験の意味が分かるという感じ。すごかった。

で、二つ目の話。
念願のブルーボトルコーヒーにようやく行けました。清澄白河の一号店の方。たまたまタイミング良くて、まったく並ばずにオーダーできました。
一人一人、注文を受けてからコーヒーを目の前で淹れてくれる。
「サードウェーブコーヒー」っていうのは、たまたま随分前にサンフランシスコのキュレーション記事を書いたときに調べて知りました。その後、ブルーボトルが日本に上陸して注目を浴び、つい最近ももう一つ記事を書いたり。
単なるコーヒーの流行り廃りの問題じゃなく、生産者がきちんと儲かる仕組み。産地の農場から、お店でお客さんに提供するまでの全てにこだわるということ。「フェアトレード」って、目に見えにくいものです。コーヒーの味や店の雰囲気だけじゃない、お金や流通全てひっくるめて、新しい潮流だということ。

そのコンテクストを理解できなければ、多分そのコーヒーの本当の価値は分からなかったかもしれないな、と。

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その、ものの価値って、その商品の裏側にあるコンテクストやストーリーもひっくるめてだと思うのですよ。だからこそ、一点ものの職人のつくった製品に価値があったり。その製品も素晴らしいだろうけど、作り手の精神に共感したからその製品を買うというのもあると思う。

改めて思うのは、ストーリーを理解するって大事。コンテクストを見つけるってことが、マーケティングでも、こうしたブログ執筆でも大事なんだろうな、と、割と真剣に考えてます。
by t0maki | 2015-04-28 16:40 | Comments(0)