ちっさな顔を120個以上。Makers' Baseで陶芸三昧の一日
2014年 09月 23日

はい、その昔、大学時代はアート学部陶芸彫刻学科でした。アメリカのネバダ州、リノっていう砂漠の街で、なぜ「陶芸」を専攻に選んだのかっていうと、話せば長くなるんですが、まぁそれが一番自分にとって自然な道だったわけで。
卒業後に仕事が見つからずにホームレスになりかけた(っていうか、なった)経験もひっくるめて、その選択は間違いじゃなかった、と思います。
さて、最近このブログに頻出しているMakers' Base。陶芸の設備もしっかりあるんですよ。先日、一日中、豆粒大の小さな小さな顔の作品をひたすらそこでつくってました。
こんなちいさな作品。

ひたすら修行のようにつくりつづけます。

おじいちゃんみたいな顔のやつとか。

120個くらいつくりました。

十年くらい前にね、これと同じような作品をそれこそ数百の単位でつくって、街中に隠すっていう企画をやったんです。「Hidden Art」ってタイトルの個人的なプロジェクト。無名の作品であり、かつ文字通り隠された作品、と。普通に、道端とか、建物の隙間とか、公園の砂場なんかにポイポイと作品を残して、その場所をGPSで記録していく、っていうだけの遊び。日本各地に、いろいろ残していきました。
もともと、土を焼き固めただけの作品なので、壊れることもあるけど、環境には害がなく、まぁ、小石のようなもの。
作品そのものの価値というよりは、それを街中に隠していくという行為に意味があるんです。
今回、それとまぁ、似たようなことを、ちょっと違ったプラットフォームでできたら面白いかな、と。
とりあえず今は、素焼き待ちの状態。焼き上がり、楽しみ。
by t0maki
| 2014-09-23 22:22
| アート
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