ちっとも笑えない“カナディアン・ジョーク”

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カナダのバンクーバーからホワイトホースへの国内便は乗り継ぎが時間的に結構ギリギリで、荷物を預けなおしてつんのめりそうな勢いでゲートについたら、搭乗予定時刻の5分前。まぁ、間に合ったから良いものの、ちょっと免税店とか、なんなら長めにトイレ入ってたりしたら間に合わないかもなぁ、などと思いつつ。

だいぶ年季を感じさせる小ぶりなジェット機に乗って離陸を待っていたら、突然「プツン」とエアコンや電気が全部落ちました。そしたら、乗客の一人が「お、こりゃ押さなきゃか?」とか言って、周りが笑ってて、僕は「もしかしてこれって、“カナディアン・ジョーク”か?」って。車のバッテリーが上がって、押したらエンジンかかるかもっていうノリで……、ま、良いけど。

しばらくしたら電気が点いて、でもまだ全然離陸する気配がなくって、そしたら機内アナウンス。「只今、当機は“テクニカル・プロブレム”が発生しておりまして、電源を落として3,4分待ってから起動させてみて、動くかどうか試しています。少々お待ちください」って告知があった後、また「プツン」、と。

いやいやいや。パソコンのOS再起動じゃあるまいし、飛行機のコンピュータがそんなヤワだったら怖すぎるだろ。それにしては、周りの乗客はのんびりしてて、もしかしてこれって日常茶飯事なの?再起動したときは調子よくっても、飛んでる途中でまた不具合起きたりしない??

と、ひとり客席で戦々恐々としておりましたが、飛行機の不具合は解消されたらしく、30分遅れで出発。飛んでる途中でフリーズすることもなく無事にホワイトホースに着きましたが、飛行機降りた瞬間に寒さでこっちがフリーズするっていうオチ。この日、飛行機を降りた午後3時頃で既にマイナス23℃。

いきなりの寒さの洗礼にビビりまくりでしたが、さらにこの夜マイナス36℃を体験することになるとは、まだこの時点では知る由もなく……。

『オーロラ王国ブロガー観光大使』として、カナダのホワイトホースに来ています。今、ホテルの部屋でこれを書いてるところ。朝の6時ですが、まったく朝の気配はなく、日の出まであとまだ4時間。10時に太陽が上って、午後4時には沈んでるていう、さすが極北の地。いろんなものが初めての経験なのです。

続きはまた後ほど。
by t0maki | 2013-12-07 23:21 | ブロガーイベント | Comments(0)