「ARROWS NX」のユーザー辞書をPCと連携して一括登録する方法

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機種変すると、文字入力の変換で使ってた「ユーザー辞書」がリセットされちゃのが辛いですよね。

「ARROWS NX(F-01F)」の文字入力「NX!input」は、[一覧出力]や[一括登録]ができるので、そのやり方をご紹介。さらに、PCで使ってるユーザー辞書を一気にスマホに登録する方法も。

まず、「ARROWS NX(F-01F)」のデフォルト文字入力になっている、「NX!input」のユーザー辞書に、「単語」と「読み」を追加するには?
「NX!input」のユーザー辞書は、[本体設定]>[言語と入力]>[NX!input]の設定マークをタップし、[ユーティリティ]>[辞書ユーティリティ]にあります。
ここで、メニューをタップすると、[新規登録][全削除][一括登録][一覧出力]ができます。

ためしに、いくつか新規登録をしてみてください。
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登録後、[一覧出力]をすると、辞書データのテキストファイルが生成されます。

で、その辞書データをパソコンに持ってきて編集すると、楽にたくさんの単語を追加できます。
ファイルの転送はどんなやり方でも良いと思いますが、僕はDropboxを使って同期させ、パソコンからテキストファイルを開きました。

辞書ファイルの中身は、こんな感じです。


!!ATOK_TANGO_TEXT_HEADER_1
!!一覧出力
!!単語種類;登録単語(*)
!!出力日時;13/10/30 21:21

し ■ 名詞*
や → 名詞*
け ┗ 名詞*
さ ▼ 名詞*
か 【】 名詞*

※実際は、タブ区切り

完成した辞書ファイルを今度はさっきと逆の手順でスマホに持ってきて、先ほどと同じ[辞書ユーティリティ]画面から[一括登録]を選択すると、ごっそり単語が登録されます。
一個一個手動で単語を登録するより楽なので、辞書登録したい単語がたくさんある場合は、[一括登録]はお勧めですよ。
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で、さらにもう一つ。パソコンで使ってるユーザー辞書をごっそりスマホに持ってくる方法。

僕の場合、「Microsoft Office IME 2010」を使ってるので、ユーザー辞書ツールの[ツール]メニューから[一覧の出力]を選び、パソコンで使ってる辞書が一括でテキストファイルに出力します。そのファイルの中身をコピーして、「NX!input」の辞書ファイルに貼り付けるのですが、この時、多少フォーマットに違いがあるので編集が必要です。行末に「*」を付けたり、変換種別の「短縮よみ」を「名詞」等に置換したり。ここらへん、テキストエディタで一括置換をすればあっという間です。あと、「NX!input」のユーザー辞書に登録できるのは最大で全角25文字までらしいです。
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いつもパソコンで使ってる変換辞書がごっそりそのままスマホでも使えるようになるので、すごく便利ですよ。ホントは自動で各デバイス間の同期とかできれば良いんですけどね。ATOK Syncみたく。

ちなみに、「NX!input」だと上記の手順が必要ですが、「Google日本語入力」の場合は面倒な置換や編集もなく、エキスポートしたテキスト形式の辞書ファイルをそのままインテントで登録できます。Dropboxからテキストファイルを開くときに「辞書ツール」を直接選択してインポートするだけ。ただし、「ARROWS NX(F-01F)」にはそもそもデフォルトで「Google日本語入力」は入ってないので、Google Playからアプリをダウンロードする必要があります。
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ユーザー辞書を手っ取り早くごっそり追加したい時、かなり便利な方法です。
自分で、オリジナルの辞書をつくって、いろいろ入れ替えながら使うなんて方法もあるかと。
クライアントや案件ごとに辞書をつくって、チーム間で共有したりとかね。

なんて、いろいろ活用法を考えてたら、自分でつくりたくなってきました。
次回は、自作のおバカなユーザー辞書をつくって紹介します。



by t0maki | 2013-10-31 08:00 | モニターレビュー>ケータイ会議 | Comments(0)