「日本一」の競争率は、鎌倉時代の17倍以上なんだね
2013年 09月 09日
日本の人口って、鎌倉時代は700万人くらいだったんだって。で、江戸時代に1,200万人から3,000万人に増えて、日露戦争過ぎたあたりで5,000万人に。で、現在はピークを超えて減少しているものの、まだまだ1億2,000万人以上はいるんだよね。
つまり、今の世の中で、「日本一」の称号を手に入れるには、1億2,000万分の1人の存在にならなければいけないんだけど、これが鎌倉時代だったら、たった700万分の1で良かった。単純計算で、今の時代で「日本一」になるには、鎌倉時代の17倍以上も競争率が高いってこと…。
日本の国土って、まぁ埋立地だのなんだの増えてますが、だいたい東京ドーム8万個分くらいの広さって考えると、鎌倉時代の頃は、東京ドーム1個分の広さに90人にも満たない数の人しかいなかった。それが今では1,500人もの人が同じ広さの土地の中にひしめいてる、と。
タイヘンですよね。いろいろと。
自分の周りにいる人たちの事を知ろうと思ったら、鎌倉時代だったら90人と挨拶すれば良かったのが、今では1,500人ですよ。とてもじゃないけど、全員の顔と名前は一致しない。
出会いってものが格段に増えた。でも、その中身って薄まってるんじゃないだろうか、って。
こんなにたくさんの人間に囲まれていて、でもなんとなく孤独を感じることがある。
移動手段が発達し、かつコミュニケーションの方法も格段に増えたけど、本当に伝えたい相手に僕の声は届いているのだろうか?逆に、僕はきちんと周りにいる人たちの声に耳を傾け、聞き取っているだろうか?
Twitterとかで、激流に小石を投げいれてるような、あっという間に押し流されていくツイートなんかを見ていると、なんだかとてもさみしい気持ちになったりもするのです。
by t0maki
| 2013-09-09 22:00
| 乱文・雑文
|
Comments(0)