盆栽美術館を閉館時間までのんびり散策

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土呂駅を降りたら、さっそくJRの案内標識に「さいたま市大宮盆栽美術館」の文字があって、その後も道の要所要所に看板がありつつ、あげくの果てには付近にある施設の駐車場入口に「ここは盆栽美術館の駐車場ではありません。ご来館の方は下図の云々」とか貼り紙がしてあったり、すごいね、盆栽美術館。絶対迷いようがないレベルの案内板で、方向音痴の僕でも駅から迷わずたどり着けました。

『「大宮盆栽×タムロン」大宮盆栽美術館で盆栽撮影にチャレンジ!ブロガーイベント』に参加した記事の続き。前回は盆栽の撮影について書きましたが、今回は「さいたま市大宮盆栽美術館」について。

さて、盆栽専門の美術館です。2010年3月にオープンなので、設備もまだ新しい感じ。
メインの収蔵品は約100点の盆栽。旧高木盆栽美術館のコレクションがベースになっていて、盆栽の他にも水石や盆器、浮世絵などの収蔵品もあるそうですよ。観覧料は大人300円、小中学生100円、高大生・65歳以上150円と、公立の施設らしくリーズナブル。
今回はイベントということで、特別に撮影禁止のエリアでも撮影させていただきました。

常時屋内に9点、屋外に約50点が展示されていて、残りは養生させつつバックヤードで管理されているとのこと。面白いですよね。「美術館」なのに収蔵品が植物の盆栽って。学芸員の方も、特殊な知識とスキルが必要ですね。

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イベントが終わった後、閉館時間までゆっくりと音声ガイド(300円)「を聞きながら散策したのですが、池の水音とか、鳥のさえずりとか、自然に囲まれてホントに気持ちの良い場所です。
ちょうど一雨振った後にスカっと晴れて、湿気を含んだ風がすごく気持ちよくって、なおかつ閉館間際になったら他のお客さんがいなくなったので、ほぼ貸し切り状態で心行くまで盆栽を鑑賞しました。

正直、盆栽の見方ってあまりよく知らなかったんですが、木を人間に例えて覚えるのは分かりやすいですね。根を張って、こちらを向いて手を広げている感じ。正面と、後姿とで全然印象が変わりますよ、と。

ひととおりぐるっと回った後、英語の音声ガイドも聞いてみました。
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日本語は渋いおじさんのナレーションでしたが、英語版は女性の声。英語が堪能な日本人女性という印象で、アメリカ英語に交じって日本語の用語を発音する時はしっかりと日本のアクセントで話すので、すごく分かりやすかったです。

この音声ガイドだけでも、すごく手間暇かけて作りこんであるなぁという印象。日本語と英語の二か国語で聞いてみましたが、他にも中国語や韓国も用意されていました。「Bonsai」は日本だけでなく、世界的にも有名な文化ですからね。

収蔵品を紹介するタッチパネルの画面があって、面白いので画面をトントン叩きながら片っ端から展示品の説明を眺めました。
同じ盆栽の季節ごとに撮影した写真とか、見せ方にも工夫があります。写真は学芸員の方ではなく、きちんとカメラ専門の方が撮影しているそうです。同じ写真はWEBサイトからも閲覧でき、画像は美術館の事務室からシステムに一括で登録しているとのこと。

和室を再現した屋内の展示スペースとか、もちろん外の広々とした展示とか、いろんな盆栽を楽しむことができます。

本格的に盆栽を育てようとするのは大変なのでしょうけど、なんとなく僕もやってみたくなりましたよ。


社団法人さいたま観光国際協会(STIB)
http://stib.jp/

さいたま市大宮盆栽美術館
http://www.bonsai-art-museum.jp/

TAMRON
http://www.tamron.co.jp/

写真家 福田健太郎
http://members.jcom.home.ne.jp/fk-photo/
by t0maki | 2013-07-06 13:08 | ブロガーイベント | Comments(0)