「金環日食」という集合記憶の共通項
2012年 05月 24日

5月21日、金環日食ありましたね。
紙工作でつくった「観測キット」もしっかり用意して、万全の体制で当日の朝を迎えましたよ。
日食観測キットで紙工作
http://tomaki.exblog.jp/17987669/

テレビのニュースでも、南方から徐々に北上していく模様を中継しつつ、僕らもベランダバルコニーに出て「おぉ、欠けてきた、欠けてきた」と盛り上がりつつ。
よく見ると、ご近所さんもみんなマンションの屋上で一緒の方角を見ている、と。それぞれ思い思いの太陽観測グッズで、雲の隙間から覗く太陽の前を月が横切っていくのを眺めている様。
なんなんでしょうね。この不思議な連帯感。みんなで一つのイベントを共有しているこの感じ。
いろんな人がいて、みんなそれぞれが、この「金環日食」を様々な形で体験している。
それぞれ全く違うバックグラウンドで人生を歩んでる人達が、ひとつのイベントを共有するということ。それぞれの記憶の中に「金環日食」ってものが刻まれたわけですよ。
珍しい天文現象が見られたのも貴重な体験でしたが、それ以上にこの体験をたくさんの人達と共有出来たっていう、その感覚が面白かったです。ソーシャルメディアでも、それぞれいろんな人がコメントを残したり、写真を掲載したり。
それぞれの記憶を横断して繋がっている一本の共通項としての、今回の金環日食。
2012年の金環日食、あのときはどうしてたかな、なんて、思い返す日が来るのかな。

by t0maki
| 2012-05-24 00:00
| 乱文・雑文
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