浅草で「大衆演劇」初体験
2012年 02月 20日
さて、浅草で「大衆演劇」初体験してきましたので、その体験記&感想など。
ケータイ会議9の参加メンバーさん達と観劇してきました。
もちろん、写真はしっかりとARROWS X LTE F-05Dで撮影してきましたよ。
新川劇団による浅草木馬館大衆劇場での公演。
劇場の外観はこんな感じです。
入った瞬間、昭和にタイムスリップしたようなニオイにちょっとクラクラ。
大衆演劇って、歌舞伎から派生した庶民向けの演劇らしいですね。普通の席が1,500円、特別指定入場券でも1,800円だから、まぁ映画一本分の料金で3時間みっちり楽しめる、と。
観客には年配の方ももちろん多かったですが、意外と若い人達も来てるんだなという印象。日曜だったからですかね。
開演前からみなさんお弁当食べたり、おせんべい食べたり、おにぎりたべたり。ポップコーンより幕の内弁当や和菓子が似合いますね、大衆演劇は。
拍子木が鳴って、おもむろに演目がスタート。近松門左衛門の『冥途の飛脚』がベースになってる話のようでしたが、ストーリー自体はかなりアレンジが加えられてるみたいでした。
見始めてしばらく経ってから、主人公の忠兵衛とその幼なじみの与平っていうのが実は新川博也さんと新川笑也さんっていう兄弟の方がそれぞれ演じられていて、一緒のシーンに登場するまで僕はてっきりその二人は同一人物だと勘違いしてました……。
そしてさらに驚いたのは前述の与平っていう旦那と、梅川っていう遊女を演じてるのが、こっちは逆に同じ人(新川博也さん)だったってこと。いやいや、ホントに男役と女役を見事に演じ分けていて、最初全然分からなかった。スゴイね。
大衆演劇って、普通にホンモノの(って言い方は変ですが)女性の方も出演してるんですね。で、それに交じって男性が女性を演じる女形の人がいるわけなので、誰が男で誰が女で誰が同一人物で誰が兄弟でどっからどこまでが血縁関係なのかとか全然分かんなくなってきて、もう頭ん中ぐちゃぐちゃ。
第一部が時代物の演劇で、第二部が歌謡ショーみたいな感じのエンターテイメント性あふれる歌と踊りになるのですが、ここでもそのホンモノの女性以上にいろっぽい仕草をする男性とか観てると、「女性らしさ」ってなんなんだろうね、みたいなことを考えさせられたり。
とにもかくにも、大衆演劇初体験だったワケですが、予想以上に面白くて感動しましたよ。もちろん、細かいところでいろいろツッコミどころがあったりするのですが、そういうのも含めてすごく楽しめました。
万札を着物に挟む「おひねり」を実際に見れたのも貴重な体験。
そうそう、大入り御礼のシメは、やっぱり3331の手拍子でした。
「芸の道を生きるとは」みたいなことを考えさせられたり。
ホント、3時間が結構あっという間でした。
▼今日の出演者達
▼幕間の片付け
▼歌あり踊りあり
▼出演者の方達が出口でお見送り。
こんな世界があるんだなぁ、と。
また行ってみたいです。
新川博也 「新川劇団」
http://0481.jp/g/shinkawahiroya/
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by t0maki
| 2012-02-20 00:05
| モニターレビュー>ケータイ会議
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