【ツイッター小説】飛んじゃいなよ

なんとなく、客先への移動中にツイッターで小説っぽいものを書いたので、ブログにも転記します。特に深い意味はないけど。


▼飛んじゃいなよ その1

「飛んじゃいなよ」天使が僕に話しかけてきた。
「え?」
「だから、ポーンと飛んじゃいなよ」
「お前、天使じゃなくて悪魔だろ?」
「てへ」
「てへ、じゃねえよ。てへ、じゃ」
結局僕は、ポーンと飛んだけどね。


▼飛んじゃいなよ その2

「やめときなよ」「え?」
悪魔が僕に話しかけてきた。「だから、飛ぶのはやめときなよ」
結局僕は、ポーンと飛んだけどね。


▼飛んじゃいなよ その3

天使が僕に話しかけてきた。
「ポーンと飛んだらいいと思うよ」
悪魔も僕に話しかけてきた。
「飛んじゃいなよ。ポーンと飛んじゃいなよ」
「お前ら、二人とも悪魔だな?」
「てへ」「てへ」
「てへ、じゃねえよ」
結局僕は、ポーンと飛んだけどね。


iPod touch のATOK Padで書いてるんだけど、改行がきちんと反映される環境と、改行が無視される環境があるなぁ、と。
あと、台詞と間に入れる文章の位置で、会話感を出す演出の実験、みたいな。

ま、いいか。

そんなところで。
by t0maki | 2011-04-28 02:37 | アート>もの書き | Comments(0)