【PR】写真の腕を上げるたった1つのこと

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今回、EPSONのブロガーイベントに参加させていただいた際、スペシャルゲストとしてご登壇された写真家の吉田繁さんのプレゼンとデモを拝見して、写真っていうのは構図を選んで写真を撮影するだけではないんだということを実感できて、目から鱗の思いです。
その後、自分でも調べてみたり、試してみたり、色々やってみたので、忘れないうちにここらでちょっとまとめておきます。

以下、吉田さんの受け売りと、自分の知識と、今回新たに覚えたことがごっちゃになってますが、とりあえず。

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写真というのは、構図を決めてカメラやレンズ、照明など撮影のセッティングをして、撮影しただけでは完結しない。よく撮れた写真をそのまま人に見せたり、出力したりしてもよいけれど、間に加工(リタッチ)の一手間を入れるだけで、写真のクオリティは格段にアップする。
そもそも、人間の視覚は複眼(目が正面に二つ)なのに、写真は単眼(二眼カメラも、実際に撮影に使うレンズは単眼)なので、ステレオ写真でもない限り、写真に奥行きと立体感を出すためには、それなりに構図の工夫による遠近感(パース)の演出のほか、色や明暗によるグラデーション、焦点距離を調整することによるぼかしのなどの演出が必要。
これを撮影時にやるだけでなく、撮影後のPhotoshopでの加工でも実践しよう、と。

以下、Photoshop加工のTIPS。

■シャープフィルタ
┗ぼやけた画像をくっきりさせたい時に使うが、かけすぎると色むら(ノイズ)が出てしまうので注意。

■ダスト&スクラッチ
┗色むらを消すには一般的な方法ですが、このフィルターかけすぎると、細部がつぶれてベタッとした感じになってしまう。

■Lab カラーモードでリタッチ
┗上記2つの方法の問題点を解決する方法。
┗色むらを発生させることなくシャープに画像加工するための、Labカラーモードを使った方法。
 L=黒から白
 a=緑から赤
 b=青から黄
L要素にだけアンシャープマスクをかけ、a&bの色要素をぼかすことで、色むらを発生させることなく画像をシャープに加工することができる。

■ハイパス
これも、細部の輪郭を強調する方法。レイヤーを複製して、ハイパスかけて、乗算させたりすると、細部の輪郭が際立ちます。強調したい部分と、そうでもないところは、レイヤーマスクなどで調整を。
今回、EPSONのイベントで写真家の吉田繁さんにこの方法をデモしていただき、ものすごく参考になりました。

その他、調整レイヤーや色のオーバーレイ、マスクの活用など、写真加工の方法はいろいろ。

 * * *

吉田さんが今回強調されていたのは、写真は撮るだけで完結させず、きちんと作品として仕上げ、紙に印刷することで、さらに撮影時にも完成形を考慮しながら写真が撮れるので、作品のクオリティが向上していきますよ、と。
紙のくせを知るために、片っ端から色濃度の違うテストを印刷して、紙の地色やインクのノリなどを調べていく姿勢には、さすがプロだなぁ、と。紙のペーハー値まで計るそうですよ。

また、「写真にサインしなさい」ともおっしゃってました。ブロマイド風のサインじゃないですよ。きちんと枠外の余白に、作者の署名をしなさい、と。

「写真の腕を上げたければ、自分の写真にサインしなさい」って、なんだかちょっとライフハック的ですね。

自分の写真を作品として意識することで、写真の腕も上達しますよ、ということです。
僕の場合は写真を加工して待受にしたり、写真共有サイトにアップしたりなどしてますが、やっぱり写真を作品として意識することで、撮り方とか、見せ方も変わってくると思います。

EPSONのA3サイズもプリントできる「プロセレクションシリーズ」最新プリンター「PX-5V」を、3月からモニターとして使わせていただけることになっているので、今から非常に楽しみです。いろいろ作品作ろうっと。


by t0maki | 2011-02-08 00:36 | ブロガーイベント | Comments(0)