葛西臨海公園で、感動する
2005年 04月 10日

土曜日に、妻とお花見に行ってきました。
葛西臨海公園に行ったのですが、意外と花見客が少なかったので、「お、イイジャンイイジャン」などと言いながら、気に入った場所にビニールシートとエアクッションを広げて、のんびり手作りのお弁当などを食べました。だいたい桜の木一本につき、花見客一組くらいの、かなり理想的なお花見風景で、大満足でした。
で、お弁当も食べ終わって少し園内を歩いてみたのですが、バーベキュー広場付近の、桜が比較的多い「メインストリート」風の場所には、いたるところにびっしりと隙間なくビニールシートが敷かれ、「お花見難民」と化した家族連れやら会社の同僚やら大学のサークルやらなにやらが入り乱れ、空きスペースを探して酒を片手にフラフラうろつき回る一群がいたりと、壮絶なお花見バトルが繰り広げられていました。
その後、散策ついでに葛西臨海水族園へ。
700円の入場券を購入してゲートに入ると、そこは閑散としたコンクリートの階段と、イカニモといった安っぽい垂れ幕とのっぺりとした写真撮影用の立て札があるのみで、「典型的地方都市娯楽施設」といった趣きが心地よく、場末の遊園地好きの筆者としては内心シメシメと思ってたのですが、階段を上った所に海が見渡せる広いスペースにガラス張りドーム型の建物や海とつながっているかのように錯覚させる池とモニュメントがあったりして、「うわ、やられた」と心の中で静かにうなりました。
ちなみに、僕。告白すると、かなりの博物館好きなのです。元々図書館水族館動物園美術館博物館系は好きな方だったのですが、大学の頃「博物館学」の講義を受講したり、地元の歴史博物館でインターンシップとして働いたり、あるいは授業の一環としてサンフランシスコの美術館見学でその舞台裏なんかを知るにつけ、益々「博物館好き」熱が高まり、一時は本気に「博物館で働きたい」とひそかにささやかに考えていたこともありました。
で、そんな博物館オタクの目で見ても、葛西臨海水族園は静かに、しかし力強く、正統派ミュージアムの雰囲気を備えた立派な水族館なのでした。
全体の建物も、しっかりと建築デザインの深いコンセプトから生まれたこだわりの設計といった感じで感心しましたが、普段は横から見るだけの水槽を、飼育係りの視点で「上から」見ることができたのも「おおっ!」と感動。
子供が楽しみながら学べるスペースもあり、コンピュータを使った映像情報端末や、QRコードを使った魚の説明までも!
一日二回、電気ショックを食らわされて強制的に発光させられる「うみほたる」はちょっと気の毒だなと思いましたが、その幻想的な青白い光の舞いは、ホントにため息モノでした。
また、お気に入りのミュージアムが一つ増えました。

うみほたるの青い光がすごく上手に再現されてますね!
私も葛西臨海水族館は大好きなのですが、あまりにそのとおりのイメージで思わずコメントしちゃいました!
私も葛西臨海水族館は大好きなのですが、あまりにそのとおりのイメージで思わずコメントしちゃいました!
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by t0maki
| 2005-04-10 12:00
| 乱文・雑文
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Comments(1)