トイレの窓から目が合った
2005年 03月 29日
勢い良く放水中に和やかな春の日差しが降り注ぐ隣のビルの壁画を見るのはなんとも心安らぐ瞬間なのですが、ちょっと困るのはたまに隣のビルの人と目が合ったりしてしまうこと。
お互いなんとなく気まずい感じになって、しかしこちらは放水の勢い未だ大隆盛といった感じなのでその場からすぐに立ち去るわけにも行かず、ただただちょっとすまなそうにアイマイな表情を浮かべつつ、しぶきの音を聞きながらじっと立ち尽くすしかないのです。
向かいのビルの人は、こちらのことをどう見てるのでしょう?
この丸窓が、男性用トイレの窓だと気づいているのでしょうか?
小さな窓なので、室内の様子はほとんど見えないはず。ただ、一日のある決まった時間になると、なぜか男性社員が入れ替わり立ち代りぼーっと弛緩した表情で空ろな視線を外に向けている。で、しばらくすると手元を見下ろし、ブルブルッと怪しげな武者震いして立ち去っていく……。
ビルの外壁に、「これはトイレの窓です」みたいな看板を掲げれば良いと思う。
でも、そうすると「あ、あそこにトイレがある」みたいな感じでビルの5階をよじ登り、丸窓からトイレに入ってしまう人があるかもしれない。もし、その猛烈に尿意を催した都会のウォールクライマーが女性だったとしたら、トイレの中でうちの男性社員と鉢合わせになるのは気の毒だから、窓の外に掲げるのは「男性用トイレ」の方が良いかなぁ……。
仕事で疲弊した頭を冷やすため、会社のトイレで放尿しながら、たまにそんな妄想じみた考えに取り付かれている会社勤めウェブデザイナーの筆者なのでした。
by t0maki
| 2005-03-29 18:20
| 乱文・雑文
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