ハイウェイ60の余韻に浸りつつ

 動物園で食べる、正しいランチメニューは何かと考えた時、ナポリタン、カレーライス、フランクフルトにフライドポテトと、色々定番はあるとはおもいますが、僕はやっぱり「ハンバーグライス」だと思うのです。
 なぜって?
 特に意味はありません。ただなんとなく。
 
 昨日行った動物公園のイタリアンレストランで食べたハンバーグライスは、ファミレスとか、デパートのレストランにありがちな冷凍食材を電子レンジで調理した、まさに「正しい味」がしました。動物園内で本格イタリアンとかだされたら、むしろこちらが戸惑います。
 窓の外に見える大きな深緑の人工池。足こぎ式のスワンボートがコケ色の水しぶきをあげ、感極まった子供達が上げる意味不明の嬌声。自動販売機では、パックのジュースが130円で売られています。ペンキの剥げかけた壁面の看板と抜けるような青空を見上げながら、僕の中である確信めいた考えが浮かんできました。
「近い将来、俺はまたこの場所に戻ってくる……」
 
 まだろくに動物も見ていないうちから、僕はすっかりその動物公園のトリコになっていました。

 ◇
 
 今日は家に帰ってから、『ハイウェイ60』をDVDで見ました。
 今もまだ余韻に浸っています。いやー、良い映画だった。贅沢なキャスティング、うまく作り込まれた脚本。まさに、シネマという感じの作品でした。
 登場人物の個性が豊かで、実際にはありえない設定なのですが、妙にリアルで説得力がある。で、最後にはきちんとうまくまとまって、心に残る。映画見終わった後、しばらく放心状態のまま全身がしびれてる、みたいな感覚で、やっぱり映画はイイですねぇなどとひとりごちてみたり。
 Magnoliaとか、Punch Drunk Loveとか、20 Bucksとか、ストーリー性重視の映画が好きな人にはお勧めの作品です。
 
 ◇
 
 今日は、久しぶりに画楽に待画を投稿。
 ちょっといつもと作風を変え、デザイン性重視の電話発着信画像をGIFアニメーションで作成しました。グラデーションを多用したので、ファイルサイズを規定値以内に抑えるのにかなり苦労しました。本当はもうちょっとコマ数を増やしたかったのですが、10KBではこれが限界です。
by t0maki | 2005-03-29 00:43 | アート>待受画像 | Comments(0)