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カテゴリ:乱文・雑文( 743 )

 こんな風に毎日満員電車に体を押し込みつつ、ごみごみした都会で暮らしていると、「一人で空間を占有する」ことがたいへんな贅沢のように感じます。レストランやお店を貸し切りにするのは、かなりお金がかかりますからね。
 
 以前僕は、他に観客が全くいない状態で、一人きりで映画を見たことがあります。結構遅い時間にぶらりと立ち寄った場末の映画館。上映する映画も最新のものではなく、メジャーな映画館で配給が終わったようなものばかり。チケットを買って入室したら誰もいないので、一瞬劇場を間違えたのかと思いました。けれど、時間通りに映画が始まり、映像が写るスクリーンをぼんやりとを眺めながら、「もし僕がここにいなかったら、この映画は誰にも見られることもなくただ上映されていたんだろうなぁ」と考えてたら、なんだかちょっと不思議な気持ちになりました。
 まぁさすがに誰も見に来ないような映画だったので、作品自体は激しく面白みに欠けるものでしたが……。
 
 そういえば、プールでも一人になったことがあります。
 地元の町民水泳プールで、閉館時間が近くなったらみんな上がってしまい、泳いでるのが僕一人になってしまいました。
 たった一人で泳いでいる僕を、二人のプール監視員が黙って見守っている様子は、なんとなく気恥ずかしいものでしたよ。
 
 それが好きか嫌いかは別として、なぜか今まで僕は一人でいることが多かったように思います。
 高校時代は陸上部で、孤独な自分との闘いを日々繰り返してましたし、大学時代はアート学生で、深夜や明け方まで制作室に閉じこもって創作活動をしていました。別に人といるのが嫌いなわけではないのですが、でもまぁ、時々なんとなく一人になりたいことも……。
 
 二十代の前半に、ネバダの沙漠を自転車で走ったことがあります。
 地平線に吸い込まれるように延々と続いているハイウェイの脇をひたすら走り続けていたら、不意に視界から人も家も自動車も全て消えてなくなっていていたことがありました。どこまでも続く道路の他は、むき出しの地面と、そこにこびりつくように生えているわずかな植物。そして、地平線と交わるように透き通った空がずっと広がっているだけ。
 孤独はまったく感じませんでした。
 見渡す限り全ての景色がただ僕のためだけにそこに存在しているように感じられ、なんだかわけも分からず歌いだしたいような叫びだしたいような気分になり、ひたすら上機嫌でペダルをこぎ続けました。
 むしろ、重苦しい孤独を感じたのは、僕がその旅から帰り、ルームメイトのいるアパートに戻ってきた時。明るい室内で友人達が思い思いの格好でテレビを見たり喋ったりしているのを見て、なんだか猛烈に寂しさを覚えたことを記憶しています。
 
 一人でいることによる孤独よりも、周囲と「ズレ」てしまったことによる孤独の方が、救いようがない分さらにツライですよね。

by t0maki | 2005-05-12 09:35 | 乱文・雑文 | Comments(0)
 西葛西と言えば、インド人。
 そして、インド人と言えばカレー。
 それなのに、インド人の多い西葛西には、意外とカレー屋さんが少なかったりします。
 
 西葛西でインドの雰囲気を味わいたいなら、駅から徒歩5分程度の所にある、インド料理屋「カルカッタ」がオススメ。
 店に入ると、いきなりインド音楽とカレーの匂いに包まれ、「おぉぅっ」と圧倒されていると、インド人の店員さんがすかさず席に案内してくれます。ベシッベシッベシッと、大きな平手打ちのような音が聞こえるので、「ナンダナンダ?」と音のする方を見たら、インド人シェフがナンの生地を伸ばしていました。
 
 妻はチキンカレー。僕は、それが全く何か分からないまま「アル パラク」というカレーと、タンドリーチキンのセットを頼みました。
 もしゃもしゃとごまドレッシングのサラダを食べていたら、さっそくナンとカレーが運ばれてきました。
 果たして一体「アル パラク」なるものが何なのか、見ためと味とで推理してやる!……と意気込んでいたら、インド人の店員さんがテーブルに皿を置く時にはっきりと聞き取りやすい日本語で「ほうれん草で〜す」とバラしてしまったので、謎解きの楽しみがなくなってしまいました。だったら最初から「ほうれん草カレー」ってメニュー書いておいたら良いのに……。
 
 辛さが選べるカレーも美味しかったのですが、ナンが絶品。モチモチした食感と、ほんのりとした甘さが、カレーと相性バッチリ。食後にチャイもいただいて、舌もお腹も大満足のランチでした。

by t0maki | 2005-05-06 23:59 | 乱文・雑文 | Comments(0)
 5月2日は、戌の日。というわけで、昨日、日本橋の水天宮にお参りに行ってきました。
 
 妊娠五ヶ月目の「戌の日」にお参りをして腹帯をつけることを「帯祝い」と言って、日本に古くから伝わる民間伝承の儀礼らしいのですが、僕は妻が妊娠するまで知りませんでした。なので、水天宮に行ってびっくり。あたり一面どこを見ても妊婦、妊婦、妊婦。都会のビルに囲まれた割とこぢんまりとした敷地の境内は、夫や両親に付き添われた妊婦さん達であふれかえっていました。
 僕は生まれてから今までで、こんなにたくさんの妊婦を一度に見たのは初めてです。もし、何も知らない外国人とかが見たら、かなり異様な光景だったことでしょう。どこまでも続く妊婦の行列。お祓いが済んで神殿からはき出される妊婦さん達が、足のしびれとお腹の大きさとで、ペンギンのようにヨタヨタヨチヨチ階段を降りてくる。イヤ、それと分かっている日本人の僕にとっても、かなり不思議にシュールな光景でしたよ。
 
 あと一つ驚いたのは、妊婦目当てのマタニティーグッズ売りの商魂たくましさ。そりゃ、妊娠・出産に関する物品の販売をするのに、これほど適した場所はないのでしょうが、神社の敷地内にマタニティー関連の看板が貼られていたり、屋台で妊婦用のガーターベルト式腹帯なんかが売られているのを見た時は、さすがにちょっと引きました。
 
 もちろん僕らも、しっかりと長い列に並んでさらしの腹帯を購入。
 家に帰ってから、あーでもないこーでもないと試行錯誤しながら妻のお腹に巻きました。
 腹帯の風習は日本にしかなく、その医学的根拠も薄いのですが、妻曰く「あ、コレあったかくて良いかも」と宣っておりました。

by t0maki | 2005-05-03 11:29 | 乱文・雑文 | Comments(0)

 連休ですね。
 昨日は皮膚科に行きました。今日は産婦人科に行って来ます。
 右手が肌荒れ、妻が妊娠中の日曜アーティストです。
 歯医者はまた今度いつか行きます。
 
 充実したゴールデンウィークを過ごしています。
 
 風邪は治りました。
 寝不足です。

by t0maki | 2005-05-01 09:46 | 乱文・雑文 | Comments(0)

 高熱でダウ~ン。
 部屋が回るぞ、関節痛いぞ、目玉が熱いぞ、寒気がするぞ。
 
 春先の雷のせいか、はたまたチェリー味のドクターペッパーのせいか?
 
 ま、たんなる寝不足と疲れのせいだろうね。

by t0maki | 2005-04-27 23:59 | 乱文・雑文 | Comments(0)
 アメリカを代表する炭酸飲料(Soda)といえば、あなたは何を思い浮かべるだろうか?まず、コカコーラ、ペプシ、スプライト、7upと、競合二社の製品が交互に現れたあと、マウンテンデューとか、ルートビールあたりなどが出てくるかな?
 
 今回、僕があえてオススメしたいのは、「red fusion」である。
 ドクター・ペッパーのチェリー味。これこそが、真のアメリカの味だと僕は確信しているのです。
 どんな味かというと、まぁ、ドクターペッパーにチェリー味を付けたものなのだが、ドクターペッパーを味わったことがない人にこの味を説明するのは難しい。
 ドクターペッパーの味を例えると、そうだな……、中国古来のアヤシゲな漢方薬を手当たり次第にドバドバ入れて、かなり甘く煮詰めてから、最後に炭酸で割ったような味。あるいは、学校の化学実験室の床をなめた時の味(実際に舐めたことはないですけど)。
 で、red fusionはこのケミカル・テイストにさらにチェリー味を付けて仕上げている。チェリーというけど、さくらんぼともちょっと違う。強いて言えば、チェリーの缶詰。あの甘い汁だけをドボドボ大量に入れた感じです。
 
 これで、大体味の方は想像できましたでしょうか?
 まぁ、簡単に言えば、日本では絶対に量販されないであろう味。すなわち、アメリカの味なのである。
 
 なぜこんな文章を書いているかというと、今まさに僕はこのred fusionを飲んでいるから。けっして美味しい飲み物じゃない。いや、どちらかというと、かなりマズイ部類に入る味だと思う。でも、くせになる。
「まずいなぁ、まずいなぁ」と思いながらグビグビ飲み干して、しばらくするとまた飲みたくなる。そんな飲み物です。
 
 輸入食材の店とか行くと、たまに見かけます。
 皆さんも、機会があったら、お試しください。
 マズイですよぉ……。

by t0maki | 2005-04-26 13:54 | 乱文・雑文 | Comments(0)
 今日、4月22日は「Earth Day(地球の日)」、「UKナショナル・デー」、そして僕の誕生日です。
 早いもので、もう31。栄えある「ミソイチ」でございます。
 
 4月22日生まれの有名人は、峰不二子の声でおなじみの増山江威子さん、ファッションデザイナーの三宅一生さん、アメリカ人俳優のジャック・ニコルソン、タレントの川合千春さんなど。あとはレーニンとか、オッペンハイマーとか、カントといった歴史上の人物も。
 
 誕生日占いによると、4月22日生まれはこんな人のようです。
「恋愛:恋に臆病なタイプです。好きになっても気持ちを打ち明けられず、なかなか進展しません。でも、慎重なあなたが選んだ相手はきっと波長が合うはずです。勇気を奮い起こして行動すれば、間違いなく幸せになれるはず。(後略)」
 合ってるのか、合ってないのか、ちょっとビミョー。
 
 さて、今年の目標は、「大作」を作ること。
 いつも待画だとか、マイクロ小説だとか、ちっちゃいものばかり作ってるので、もっと大きなものを作りたい。イヤ、別にサイズのことだけじゃないんだけどね。もっとじっくりと腰を落ち着けて、今までの自分の集大成となる作品を制作したいと思っています。
 
 ちなみに、峰不二子の声を演じている増山江威子さんは、ジャック・ニコルソンより一つ年が上だって知ってました?あのセクシーな声を出しているのが、実は今年で69歳のおばあちゃん、って……なんかちょっと複雑な気分。
 というか、その声を60過ぎてもずっと維持しているのって、すごすぎる。

by t0maki | 2005-04-22 12:23 | 乱文・雑文 | Comments(1)
image うちのオフィスの空調は、フロアごとに温度調節をしているので、細かく場所ごとに設定を変えることができません。
 だいたい一般的に、男性は暑がり、女性は寒がりの傾向がありますよね。男性が額に汗を浮かべながら温度を低く設定すると、女性がブランケットを羽織りつつ温度を高めに設定しなおす。うちの社内もそんな感じです。
 
 同僚の中南米出身のプログラマーは、やたらと部屋を冷蔵庫のように冷やしたがります。ゴゴゴゴゴーと送風口から大量の冷気が吐き出されると、長袖にショールを羽織った女性社員が、青筋を立てながらエアコン設定を弱く設定。するとまた男性社員が冷房ガンガンに設定し、ぶち切れ気味の女性社員が元に戻す。暑く、寒く、暑く、寒くの繰り返し。
 
 正直言って、僕はどちらの温度設定でも一向に構いません。寒ければ着込むし、暑すぎれば薄着になる。
 ただ、こんな風にエアコン温度設定争奪戦が繰り広げられていると、部屋の温度が暑くなったり寒くなったり、着たり脱いだり、鳥肌立てたり汗かいたりと、全く落ち着かない。いやホントに、やめて欲しいです。
 
 次の会議のときにでも、「うちのオフィスのエアコン設定はコレ」っていう風に会社方針で決めて欲しいなぁ。それがダメなら、今週は男性設定、来週は女性設定、みたいな。
 
 恐怖のエアコンバトルは、これからの季節が本番です。

by t0maki | 2005-04-18 13:07 | 乱文・雑文 | Comments(0)
 うーん、最近ブログの執筆が微妙に追いついてないかなぁ。
 書くのは楽なんだけど、ドット絵に微妙に時間がかかって間に合わなかったり。
 そんなわけで、このブログも翌日更新です。
 
 金曜日、会社帰りに渋谷に寄りました。
 いやー、新歓コンパの季節ですねぇ。「〜サークル」みたいな札を掲げて、集合場所で人待ちなんて光景があちこちでちらほらと。
「いや、若いって良いね」なんて、意味無くつぶやいてみたり。
 気づけば三十一(ミソイチって呼んでください)まであと一週間のカウントダウン。
 渋谷の雑踏についてけなくなったら、本格的におっさんの仲間入り?うーん、もうそろそろなのか……?
 
 まだまだ、頑張ります。

by t0maki | 2005-04-15 23:59 | 乱文・雑文 | Comments(1)
シジュウカラ 時々、西郷山公園で昼食をとる。
 
 昼休み、恵比寿の職場からは、代官山を通り抜けて徒歩15分くらい。特に決まった経路もなく、のんびりゆったりと、時々裏路地に入り込んだりして、気分転換の散歩も兼ね、ぶらぶらと歩く。
 
 西郷山公園の「西郷」は、やっぱりあの薩摩の「西郷どん」らしい。西郷家の別邸があったとのこと。戦争で一部焼けてしまったり、移築したりしたらしいが、詳しいことは知らない。
 
 何を書きたかったかというと、その公園でシジュウカラの鳴き声を聞いたということ。久しぶりに、鳴き声を聞いた気がする。
 
 懐かしいのは、昔、小学生の頃、学校の課題で巣箱を作り家の庭になんとなくかけておいたらシジュウカラが住み着いたことがあったから。ちょっとピンクがかった白色で、薄い赤茶色の斑点がある小さな卵を十何個も産み落とし、それが全部孵ったものだから巣箱の中はひな鳥でパンパンになってしまい、子供心にちょっと心配になった記憶がある。なぜか、地元の新聞が取材に来て写真を撮っていったが、さすがに記事にはならなかったようだ。埼玉の田舎での出来事だ。
 
 西郷山公園には、シジュウカラの他にもいろんな鳥の鳴き声が聞こえた。
 淡い日差しを浴びながら、ハラハラと舞い散る桜を眺め、野鳥の声に耳を傾けていると、なんだか自分のカラダとノーミソが溶けていってしまうような感覚になる。
 一日中マウスにしがみつき、モニターをにらみつけて仕事をしているのが、何かとてつもない人生の浪費のように感じられてしまいますが、でもそういった生活を続けているからこそ、自然のありがたみも実感できるのかもしれないなとも思う。

by t0maki | 2005-04-14 23:59 | 乱文・雑文 | Comments(0)

   
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