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カテゴリ:アート( 452 )

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1998年につくったこのミニサイトが、たぶん僕が生まれて初めてまともにつくったWebデザインだと思う。大学を卒業してすぐ、ロサンゼルスの宝石デザイン会社で広告写真の仕事をしながら、HTMLやデジタル画像編集を勉強していた頃に、TalkCityだったかGeocitiesだったかの無料Webサービスにこのサイトをアップした記憶。コーディングはテキストエディターにタグを手打ちで。

日本に帰国してから、インターネットサービスプロバイダーに勤務しながらWeb制作の仕事を続け、やがて外資系企業のサイトを手がける制作会社に転職し、そこから本格的にWebデザイナーとしての仕事をした。その後、ディレクターやプロデューサーなどの職務を経て、今は外資系の代理店で制作管理の仕事をしている、と。

CSSもHTML5もまだ存在すらしてなかった頃、ずいぶんとシンプルなコーディングで懐かしい。





by t0maki | 2017-05-09 21:18 | アート | Comments(0)
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1999年につくったWebデザイン。懐かしいと言うか、なんと言うか。そんな時代もあったよね、と。

大学で陶芸彫刻を専攻して、油絵、水彩、版画、写真とひととおり学んだけど、唯一デジタルアートだけは在学中に学ぶ機会がなく、卒業後に就労ビザの発行を待ってる間に気まぐれに受講した夏学期のクラス(ギャラリーインスタレーション)を教えてたのがたまたまデジタルメディアの先生で、特に何かを教わったというわけではないけど、パソコン機材一式があるラボに入れてもらったのがデジタルアートとの出会い。それがきっかけでロサンゼルスの宝石デザイン会社で広告写真の仕事に就いてPhotoshopの腕を磨きつつ、そこでWeb制作の基礎を独学で身につけて、それが今の仕事に繋がっていった感じなのです。

その当時、駆け出しのWebデザイナー志望だった頃に、こんな習作のサイトを山ほどつくってました。ソースコード見たら、なんと「Macromedia Fireworks 1.0」とか書いてあって、懐かしすぎて涙が出そうです。





by t0maki | 2017-05-09 19:42 | アート | Comments(0)
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フォトアルバムのサービスを使って、フォトアルバムっぽくないものをつくってみました。どんなことができるのか試行錯誤しつつ、なにをしようかと考え中。とりあえず、創刊号的な。

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段組の機能はないので、秀丸のマクロを使って30バイトずつの位置で改行。禁則処理ができなかったので、句読点とかの位置を手動で微調整しつつ。結構タイヘンだ。



自作のピンホールカメラ撮影した写真をデザインに使っています。

「創刊号」は出たけど、「第2号」があるかどうかは、今のところ未定。






by t0maki | 2017-05-02 21:36 | アート | Comments(0)
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ゴールデンウィークなので、ふだんなんとなくやってみたいと思ってたけどまだできてなかったことを「えい、やぁ」でやってみた。

LINEスタンプづくり。

昔、ケータイの待ち受け画像用につくったやつを、ちょいちょいリサイズしてそれっぽくまとめただけなので、結構あっという間に完成。でも、キャラクター使ってないのと、用途が謎なので、LINEの審査に通らないような気もするけど、まぁつくれただけで満足、満足、と。

他にも、以前待ち受け用につくったデザインで、スタンプになりそうなネタがいくつか見つかったので、またつくってみよう。


追記:
なんと、承認されました!よかったら購入して使ってみてください。使う場面があるかどうかは分からないですけどね。以下のURLよりどうぞ。



by t0maki | 2017-05-01 22:05 | アート | Comments(0)
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2000年か、2001年くらいだったと思うんだけど、僕がまだ駆け出しのWebデザイナーだった頃、Web制作の修行の一環として自分のWebサイトのトップページデザインを約1ヶ月に渡って毎日リニューアルし続けるっていう企画をやったんですよ。毎日デザインリニューアルなので、同時に3,4個くらい平行してデザインを制作しながら、できた順に公開していく感じ。で、1日たったら次のに差し替えと。しょーもないデザインの日もあったりもしたけど、結構楽しくやれたのと、制作のスピードも付いた。PhotoshopやDreamweaverのショートカットキーをだいぶ覚えたり、迷わずにサクサクつくれるようになったので、その後の仕事にも随分と役に立ったと思う。

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その当時つくったデザインを流用して、少し加工してから、新しくつくったInstagramアカウントにアップしたとこ。「mechanicalants 」っていうアカウント名は、「機械仕掛けの蟻」みたいなニュアンスでつけてみたけど、特に深い意味はない。なんとなく、ノリで。
サイバーパンクっぽいような、ちょびっとダークでメカニカルな写真やグラフィック作品などをアップしようかな、と。

そんな感じです。



ちょっと、ミニサイトっぽいのもつくってみた。




by t0maki | 2017-05-01 21:33 | アート | Comments(0)
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アート作品の価値ってなんだろね?

周りから認められて、賞をとって、みんなが買いたくなるような作品。
あるいは、全くの無名の作家だけど、あなたが一目見て「これ、良いな」と思って買いたくなった作品。
どちらも、アート作品の価値として正しいと思う。
むしろ、「良いな」と思った作品の方が、あなたにとってより価値の高い作品なのだと思う。値段云々は別として。

作り手としては、周りに評価されることももちろんうれしいけど、やっぱりつくりたいと思った作品がうまくつくれたら嬉しいし、その価値は売値じゃない。高い金額を提示してくれた人に売るよりも、安くても作品の価値を理解してくれて、大事に思ってくれる人に譲りたいよね。

「評価されたい」って思いながらつくるか、あるいは単に「つくりたい」っていう気持ちがあるからつくるのか。
少なくとも、僕は、つくりたいからつくってる。書きたいと思うから書いてる。撮りたいと思うから撮る。とどのつまり、それだけなのだよ。

「Art of the Rough Diamonds(ダイヤの原石たち)展」の作品も、技巧や打算を剥ぎ取って、「つくりたい」という気持ちが伝わってくるような。良い作品が展示されてました。これはこれで、原石ではなく、作品として完成していると思うよ。逆に、これを原石と言ってしまうと失礼かもしれない。

観てきました
こちらは、今日まで


こちらの作品は、全部完売
こちらの作品は、全部完売


繰り返し
繰り返し

尾崎文彦さんの、だいたんにデフォルメ化された動物たちの、力強いタッチは見ていて気持ちが良い。

渡邉あやさんの飛行機をモチーフにした絵は、幾何学模様や色が複雑に入り組んで、文字や記号とも組み合わさって、パズルのようなモザイクのような、とても楽しげな作品。

稲田萌子さんの作品は、構図の中に独特なリズムがあって、飽きずにずっと見ていられる。描画のテンポも独特で、これは面白い作品。絵の中に、時間の経過を閉じ込める、みたいな。僕が観に行ったときには、すでに作品は完売していました。

「Art of the Rough Diamonds(ダイヤの原石たち)展」は、伊藤忠青山アートスクエアにて4月23日まで。


Art of the Rough Diamonds(ダイヤの原石たち)展
会場: 伊藤忠青山アートスクエア
会期: 2017年4月15日(月)~23日(日) 会期中無休
時間: 11:00~19:00
住所: 東京都港区北青山2丁目3-1シーアイプラザB1F
入場料: 無料



by t0maki | 2017-04-23 16:20 | アート | Comments(0)
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先日、「webメディアびっくりセール」っていう、webメデイアが集う同人フリマ的なイベントに参加させていただきました。当日、別件で予定があったので、僕自身は会場には行けず、作品だけの参加なのですが。

今回作品を置かせてもらったのが、「レビューズ」っていう製品レビューなどを書くブロガーさんたちが集まるメディアのブース。それにあわせて「製品レビューあるある」をテーマにネタを考え、レーザー加工機でつくりました。その作り方とデータを公開。

まずは、ネタ作り。昨年、100製品以上のレビューをブログに書いてきて、なんとなく「こういうのあるあるかなぁ」ってのをどしどし書き出して、良さそうなものをピックアップ。

こんな感じ。

▼製品レビューあるあるネタ
分厚いトリセツを手にするとゾクゾクする。
新製品の開封時につい写真を撮ってしまう。
文学作品より取扱説明書の方が感動する。
機能が分からないボタンがあると気になる。
タッチ&トライという言葉にテンションあがる。
同じ機能の異なる製品を使い比べたくなる。
書きたいことが多すぎて執筆が終わらない。
各製品のカタカナ用語でしりとりができる。
英語ができないが取説の英語は理解できる。
製品のスペック表を見ながらご飯3杯いける。
製品開発者の苦労話と心の叫びに共感する。
映画や小説よりもリアルな開発秘話が面白い。
企業の広報よりも開発者さんと話がはずむ。
使ってきたガジェットの型番は全部言える。
初めてのガジェットを手にすると興奮する。
知り合いが使ってるガジェットが気になる。
製品購入の傾向でその人の性格が分かる。
販促用のロゴ入りグッズがどんどん増えてく。
ガジェットの好みが一緒の人とはうまくいく。
旧機種を見ると当時の記憶がよみがえる。
アルファベットの略語の知識が人とは違う。
取説をじっくり読むのが最高の読書タイム。
未発売の新製品を試用する機会が結構ある。
製品の話だけで仲間と酒を飲むことができる。


で、これをイラレを使ってレーザー加工機用のデータに。細い赤線がカット、黒い部分が彫刻です。これで、イヤホンジャックをつくります。


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あとはこれを、TechShopに持って行って、レーザー加工機で出力するだけ。

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作品はこれで完成。販売するためには、これを簡易ラッピングして、POP的なものをつくって、売れた時に渡す用の紙袋とマスキングテープなどを準備すれば万事OK。

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材料費だけで、多分数千円くらいかな。アクリル板以外はほとんど100円ショップで揃えました。

会場ではこれを1個50円(3個で100円)で販売したので、売り上げは合計550円。悪くない。最初から売れば売るほど赤字の金額設定なので、儲ける気は全くなし。楽しいのでオーケーです。

ネタ出しから加工、パッケージまで、かかった時間はのべ10時間はかかってないはず。1番手間がかかったのは、切り出したピースを磨いて、イヤホンジャックのパーツを付け、個別に袋に入れる諸々の手作業。そこはやっぱり、省けない大事なところです。

つくるの、楽しかったですよ。次回このような企画があったら、会場に行って直接販売したいな。

PDFデータを公開してるので、よかったらつくってみてください。


by t0maki | 2017-04-23 15:17 | アート | Comments(0)
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僕が「日曜アーティスト」を名乗る理由は、もちろん日曜に創作活動をしているからなんだけど、「アーティスト」とはちょっと違うんだよなぁという気持ちもあったり。そもそも日本では、「アーティスト=音楽活動をする人」っていうイメージもあったりして。なんだろ。アーティストっていうのは「普通と違う人」、みたいな。

「特別な人」、というイメージなのか、あるいは「普通であることを諦めてしまった人」なのか。

「何かをつくりたい」っていう気持ちは、誰の中にも存在すると思うんですよ。それは、子供がお絵かきを楽しんだり、工作に熱中したりするのと同じこと。創作意欲。
それが、いつの間にかしぼんでいってしまうのは、「こう描くべきだ」とか「巧くつくらなければならない」っていう、気持ちよりも技巧優先になってしまうからじゃないかな。誰もが、プロの料理人を目指す必要はない。カジュアルに自分の周りの人に料理を振舞うような感覚で、作品づくりをしても良いと思う。つくりたいという思いのまま、つくってしまって良いと思うんですよ。そんな意味での、「日曜アーティスト」。

「第2回 東京都立特別支援学校 アートプロジェクト展 ~私の色、私の形、私の輝き~」を見てきました。
たぶん一般的には、「アウトサイダーアート」とか「アールブリュット」とか呼ばれるカテゴリーの作品。つまり、アート界の本流ではない、障害を持つ特別支援学校の児童生徒がつくった作品、と。

つくりたいという思いがあれば、誰でもつくって良いと思うんですよ。そして、どんどん発表すればよい。
買う側も、自分が気に入った作品を見つけたらどんどん買えば良い。例えそれが、無名の作家のものでも。


「ハニワ星人」という作品は立体の陶芸作品で、鈴になっている。これをつくった人は、視覚障害を持っているとのこと。音で表現する作品。

「鈴鳴り帽子(かぶってみてね)」という作品は、実は展示している間は触ることができないのだが、これもまた視覚障害のある方がつくった、帽子に鈴が付いている作品。ここらへん、本当に触れたら良いのにね。でも、作品としてはみんなが触って壊れたら困るから。

点の集合体で描かれた「ルンデ」という作品を見たとき、アートを知ってる人ならスーラとか、あるいは草間彌生などの名前を出すと思うけど、その比較は実は意味がない。この作品は、この作者だけのものだから。誰かの作風に似ているというコメントは、特にこの作品を見るときには意味が無い。この作品は、この作品だから良いのだ。

なぜだか分からないけど、この作品がすごく好き。「グルグルアリゲーター」っていう、二匹のワニがお互いを噛んで、ぐるぐるなってる絵画作品。色使いとか、構図とか、そのモチーフとか。なんかひきつけられる。なにかしら、物語を感じられるような作品。

「無題」っていうタイトルのコラージュ作品。もともとは、版画作品の版だったって聞きましたが、それがきちんと「作品」という体裁でギャラリーに飾られているところに面白さを感じる。ホワイトキューブをうまく活用して日常にあるモノを作品に昇華したマルセル・デュシャンのように、と、なぜかここでは他のアーティストさんを引き合いに出してみる。

ものの捉え方や表現が面白い、風景画の「松井駅周辺」。ビルや建物の輪郭と、看板の文字と、そこにいる人。たまに、馬なのか何かの動物に乗ってる人がいたりね。

水墨画スタイルの「しいたけ」は、筆をコントロールして描く部分と、墨がにじんでいくハプニングの部分がうまく組み合わさって、面白い作品だ。時として、作者の思いもかけない方向に作品が転がっていくことがある。

陶芸作品の「ライジングフェイス」も、釉薬が交じり合う具合が予測不能な部分なので、前述の作品同様そのハプニングが面白い。僕も、学生時代に陶芸彫刻を専攻していたので、窯を開けて作品を取り出すときのわくわく感はすごく実感として記憶に残ってる。

「水族館の魚たち」
色づかい、構図、そして盛り上がる質感と、勢い。この作品は好きだなぁ。足の数からして、イカなんだろうけど。

かるた「・・・つつみたい。」は、言葉をつかった作品。独特の言葉遣いが面白い。
例えば、こんな言葉たち。
 にわとりをないてしらないこと
 そろばんをつつんでしってること
 まっちをつつんでしりたい
 せみをないてずっとしりたい
 すずめがないてつまないこと
 ろうそくをけしてつつまない
 らくだにのってつつもう
 れいぞうこをあけてつつみたい
 あめをなめてきになる
 わなげをなげてつつみたい
つつみたいという言葉が深いね。

「紙の造形」も、紙を使った面白い作品。パルプ状にしたものを固めて乾かしたのかな?これは、面白い作品がつくれると思うので、こういうワークショップもやりたいな。

青山アートスクエアでの作品展
青山アートスクエアでの作品展


手前に展示されてる、カルタの文面も面白かった。
手前に展示されてる、カルタの文面も面白かった。


独特の言語感覚。
独特の言語感覚。


かぶってみたいけど、かぶっちゃダメ。作者さんはかぶってみてね、って。
かぶってみたいけど、かぶっちゃダメ。作者さんはかぶってみてね、って。


偶発的な墨の滲みが美しい。
偶発的な墨の滲みが美しい。


版画の版として作ったものが、作品に。この作品、好きだな。タイトルが『無題』なのも良い。
版画の版として作ったものが、作品に。この作品、好きだな。タイトルが『無題』なのも良い。

この作品展は、3月6日まで、伊藤忠青山アートスクエアにて開催されていました。


第2回 東京都立特別支援学校 アートプロジェクト展
~私の色、私の形、私の輝き~
会場: 伊藤忠青山アートスクエア
会期: 2017年2月20日(月)~3月6日(月) 会期中無休
時間: 11:00~19:00
住所: 東京都港区北青山2丁目3-1シーアイプラザB1F
入場料: 無料



by t0maki | 2017-04-23 14:48 | アート | Comments(0)
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didycoのモニターに参加しています。というわけで、親子でマシュマロフォンダントをつくってみましたよ。マシュマロをレンジで溶かし、アイシングシュガーを加えて適度な硬さの生地に。で、それをいろんなツールを使いながら、デコレーション。カップケーキにを飾り付けてみました。

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なぜか、最後になにやらとても奇抜なものができましたが。つくるのは楽しかったですよ。このキット、良いですね。


by t0maki | 2017-04-21 18:19 | アート | Comments(0)
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建築デザインって、すげぇなと思うんですよ。

だって、建築物をつくるのって、妥協ができないでしょ。細部まで設計し、それを確実に安全に滞りなく形にするまでがプロジェクト。場所によって歴史や気候とかも考慮しつつ。住みやすさや快適さも考えつつ、建築法などにもきちんと準拠しつつ、かつ予算内にも抑えなければいけない。その中で、自分の個性を出すということ。たくさんの人が関わるし、途中で調整も必要だろうし、いろんな問題を都度粘り強く解決していかなければならない。

あいまいなところ、あやふやな部分を残してしまうと、建物は完成しない。
しっかり、確実に設計を形にするために、図面を起こし、模型をつくり、みんなの合意をとりつつ、プロジェクトを進行していく。そして、完成したものが残るのは、作り手冥利に尽きるよね。

ちょっと前の話になりますが、TOTOギャラリー・間で開催された「堀部安嗣展 建築の居場所」を観に行きました。会社から近いので、会期中何度か訪れました。ギャラリー館長のガイドツアーにも参加。会場には、堀部さんが設計に使ったデスクや、設計図、模型、写真など、いろいろ展示されてました。で、やっぱり建築はすげぇなと思うわけです。

リズム、があるよね。その人独特の、リズム。堀部さんのリズム。パターン。雰囲気。
堀部さんの頭の中を覗きこむ、みたいな。ドラムを叩いたり、写真を撮ったり。堀部さんの趣味嗜好や歩んできた道など、すべてが建築デザインに反映されるんだろうな、とか。世界をつくる。そんな感じ。

見てみたいのは、「阿佐ヶ谷の書庫」。円形らせん状の構造の中、書物に囲まれるその空間は、実際に体験してみたい。仏壇と書庫が組み合わさってる。どこまでも、精神正解に没入できそうな、読書がはかどりそうな空間。まるで、自分の脳みそを内側から見渡すような。

石川県のお菓子屋さん「イヴェール ボスケ」のその景観に溶け込む、樹木も生かした建物。それをチョコレートで再現した模型も展示されていました。フラットで広がりがあって、暖かい感じ。堀部さんらしい設計デザイン。

「ある町医者の記念館」と「南の家」は、堀部さんの最初期の代表作。合わせて見ると、より理解が深まる。最初っからすげー人なんだと分かるよ。

「竹林寺納骨堂」も心が揺さぶられる。死者を祀る建物なのに、嫌な感じが全然しなくて、むしろずっとそこにたたずんでいたいような気持ちになる。実際、竹林寺の敷地で読書を楽しむ人もいるらしいですよ。高知県のお寺。ここはぜひ行ってみたい。たまたま、ガイドツアーをしてくださった館長も高地の出身とのこと。ちょうどこの頃、僕も高知県主催のものづくりハッカソンイベントに参加して、高知の土佐和紙をテーマにした作品づくりを体験していたので、何かしらつながりを感じて面白かった。

そうだな、高知に行かなきゃ。

最後に、船。“せとうちに浮かぶ、小さな宿”っていうテーマの、船。小さな宿と言うには、かなり豪華な船で、お値段もそれなりにするらしい。これも、ぜひ乗ってみたい。ドラムのボディにも近いシルバーの船体カラー。なんとなく、ノリノリでつくってる堀部さんが浮かびそう。家をつくるよりも、船をつくる方がある意味制約が少ないっていうのは驚き。あくまで、乗り物だから、一般的な建築法は適用されない、と。面白いな。


「堀部安嗣展 建築の居場所」



by t0maki | 2017-04-20 08:34 | アート | Comments(0)

   
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