魔法のスタンプ
2017年 09月 14日
8年くらい前から僕が作り続けてる、このスタンプ作品。ライフワーク、と言えるほど大げさなものじゃないけど。
2011年に横浜赤レンガ倉庫のクリエイターイベントで売ってた作品のひとつが、この「(笑)」スタンプでした。真面目な契約書も、切ない恋愛小説も、手元のレシートも、このスタンプさえあればみんな笑顔で楽しくなるという、ある意味魔法のスタンプなのです。
2009年の「会社ごっこ」という、日本橋にオフィスを借りて会社のていで創作活動三昧をするっていう個人的なアート企画の中で生まれた作品で、この後銀座のギャラリーで販売したり、アート施設のギャラリーショップに置かせてもらったり。いろいろ展開しました。
これの四字熟語バージョンもあって、知り合いからお題をもらって、その言葉でスタンプをつくったりなども。お気に入りは、「夜露死苦」スタンプ。あと、「国家機密」ってスタンプもつくってあちこち押しまくったり。
これが派生して、デザフェスの一番でかい壁画コーナーにみんなで富士山を描くことになって、僕は「富士山」っていうスタンプをたくさんつくって、富士山判子をペタペタ押して富士山を描いた思い出。横幅8メートル、高さ3メートルの巨大な壁のキャンバスに、どでかい脚立に乗った身長185のおじさんが、ちまちま小さいスタンプを押してる姿。なかなか良いでしょ?
いろいろやったねぇ。
最近レーザー加工機を使えるようになってからは、業者に頼まずに自分でもスタンプを出力加工しています。
という、思い入れのある作品。
くだらないものを本気でつくるのが好きなのです。
「日曜アーティスト」ですから。
by t0maki
| 2017-09-14 12:36
| アート
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