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「イノベーション東北」は終了するけど記憶と体験は残るよ
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2014年もそろそろ終わりに近づいてた頃、だったと思う。当時僕は六本木のGoogleオフィスで居候社員をしていて、なにやらカラフルでプレイフルなオフィスで毎日地味にコツコツと仕事をしていた。

あるとき、イベント用のプレゼン資料制作を手伝ってたときに、Google社が運営する東北支援のクラウドマッチング サービスがあるってのを知りました。それが、「イノベーション東北」との出会い。東北の事業者と、各地のボランティアをネット上でマッチングさせて、遠隔で支援するっていうサービス。

さっそく僕も登録して、石巻の雄勝で立ち上げ中のMORIUMIUS(モリウミアス)っていう、体験型宿泊施設のPRプランニングのボランティアをすることになりました。

OZマガジンの取材の方たちと一緒に東北を訪れ、いろんな人たちと会い、気づけばいろんなつながりが広がっていきました。雄勝だけでなく、西会津とか、いわきとか、郡山など。アートプロジェクトとか、町おこしとか、アプリ作りとか。ボランティアとして「何かをしてあげる」っていうのともちょっと違う。どちらかというと、「何か一緒に面白いことしない?」っていう、地域の垣根を越えて、みんなで一緒にアイデアを出し合ったり、なにかを作り上げたり、時間を共有するっていうのが面白い体験でした。

雄勝の自然に触れられたこと、漁船でホヤを食べたこと、雑誌に載ったこと、映画のエキストラをしたこと。ノリと勢いで除雪とエクササイズを組み合わせた「ジョセササイズ」のインストラクターになったりね。いわきの畑で野菜を収穫したり。アートフェスティバルのお手伝いをしていたら、アカデミー賞を受賞したカメラマンと知り合いになったりね。東京タワーのふもとでリアルに花見をしながら、福島の桜を追いかけたドキュメンタリー映画を観たり。

「クラウドマッチング」で、出会いのきっかけはネット上なんだけど、実際に集まったり会ったりして、どんどんつながりが広がっていく感じ。体験が、どんどん蓄積されていく感じ。急激に近づいて、そして離れていったり。でも、一緒に何かをやったっていう記憶と体験はずっと残っている。

今でも、客先を訪れるときに、東京駅の構内を歩きながら、雄勝石でつくられた壁画作品を横目でチラ見する。雄勝に行った思い出と、一緒に行った仲間のことを頭に思い浮かべながら。

6月末で、「イノベーション東北」のサービスは終了する。
そこで出会った人と、その結びつきは消えることは無いけれど、たぶん少しずつ、ゆっくりと薄れていくんだろう。それがちょっと寂しいなとは思う。

また、どこかで会う時が来るかな。そのときまで。



by t0maki | 2017-06-19 22:26 | Comments(0)

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