透明アクリルとレーザーカッターでグッズをつくろう!

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先日、「webメディアびっくりセール」っていう、webメデイアが集う同人フリマ的なイベントに参加させていただきました。当日、別件で予定があったので、僕自身は会場には行けず、作品だけの参加なのですが。

今回作品を置かせてもらったのが、「レビューズ」っていう製品レビューなどを書くブロガーさんたちが集まるメディアのブース。それにあわせて「製品レビューあるある」をテーマにネタを考え、レーザー加工機でつくりました。その作り方とデータを公開。

まずは、ネタ作り。昨年、100製品以上のレビューをブログに書いてきて、なんとなく「こういうのあるあるかなぁ」ってのをどしどし書き出して、良さそうなものをピックアップ。

こんな感じ。

▼製品レビューあるあるネタ
分厚いトリセツを手にするとゾクゾクする。
新製品の開封時につい写真を撮ってしまう。
文学作品より取扱説明書の方が感動する。
機能が分からないボタンがあると気になる。
タッチ&トライという言葉にテンションあがる。
同じ機能の異なる製品を使い比べたくなる。
書きたいことが多すぎて執筆が終わらない。
各製品のカタカナ用語でしりとりができる。
英語ができないが取説の英語は理解できる。
製品のスペック表を見ながらご飯3杯いける。
製品開発者の苦労話と心の叫びに共感する。
映画や小説よりもリアルな開発秘話が面白い。
企業の広報よりも開発者さんと話がはずむ。
使ってきたガジェットの型番は全部言える。
初めてのガジェットを手にすると興奮する。
知り合いが使ってるガジェットが気になる。
製品購入の傾向でその人の性格が分かる。
販促用のロゴ入りグッズがどんどん増えてく。
ガジェットの好みが一緒の人とはうまくいく。
旧機種を見ると当時の記憶がよみがえる。
アルファベットの略語の知識が人とは違う。
取説をじっくり読むのが最高の読書タイム。
未発売の新製品を試用する機会が結構ある。
製品の話だけで仲間と酒を飲むことができる。


で、これをイラレを使ってレーザー加工機用のデータに。細い赤線がカット、黒い部分が彫刻です。これで、イヤホンジャックをつくります。


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あとはこれを、TechShopに持って行って、レーザー加工機で出力するだけ。

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作品はこれで完成。販売するためには、これを簡易ラッピングして、POP的なものをつくって、売れた時に渡す用の紙袋とマスキングテープなどを準備すれば万事OK。

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材料費だけで、多分数千円くらいかな。アクリル板以外はほとんど100円ショップで揃えました。

会場ではこれを1個50円(3個で100円)で販売したので、売り上げは合計550円。悪くない。最初から売れば売るほど赤字の金額設定なので、儲ける気は全くなし。楽しいのでオーケーです。

ネタ出しから加工、パッケージまで、かかった時間はのべ10時間はかかってないはず。1番手間がかかったのは、切り出したピースを磨いて、イヤホンジャックのパーツを付け、個別に袋に入れる諸々の手作業。そこはやっぱり、省けない大事なところです。

つくるの、楽しかったですよ。次回このような企画があったら、会場に行って直接販売したいな。

PDFデータを公開してるので、よかったらつくってみてください。

by t0maki | 2017-04-23 15:17 | アート | Comments(0)