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バッテラ展(バロン吉元さん&寺田克也さん)のトークイベント with 都築響一さん
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約2時間のトークイベントで、8割から9割方しゃべっていたのはバロン吉元さん。60年代から70年代の劇画漫画ブームを牽引してきたすごい人。とにかく話が面白くてね、銀座の武勇伝とかまさに「昭和の漫画家」といった風格。で、そこにモデレーターの都築響一さんが加わって、話は銀座のキャバレーについて、ここでは書けないようなエピソードも出てきたりして。

バロン吉元さん。話が面白すぎ。ここに書けないよな。
バロン吉元さん。話が面白すぎ。ここに書けないよな。


モデレーターは、都築響一さん!前回の企画展も観ましたよー。
モデレーターは、都築響一さん!前回の企画展も観ましたよー。


吉元さんのお嬢さんだったのか。今回はキュレーターとして参加。
吉元さんのお嬢さんだったのか。今回はキュレーターとして参加。


吉元さんのライブペインティング作品。ここから、どう変わってくのか。
吉元さんのライブペインティング作品。ここから、どう変わってくのか。


こちらは、寺田克也さんのライブペインティング。まだ途中なのに、もうすでに名作の予感しかしない。
こちらは、寺田克也さんのライブペインティング。まだ途中なのに、もうすでに名作の予感しかしない。


バロン吉元さんのこの作品、すごかったな。
バロン吉元さんのこの作品、すごかったな。


この題字のデザインは、「バッ」の部分をバロンさん、「テラ」の部分を寺田さんが描いたもの。
この題字のデザインは、「バッ」の部分をバロンさん、「テラ」の部分を寺田さんが描いたもの。


銀座のキャバレーについてかなり詳しくなった以外にも、「漫画を描く」のと「絵を描く」ことについての話もいろいろと。漫画は、仕事として描く。絵は、1人で描く、と。漫画はどちらかというと、いろんな人が関わるプロジェクトみたいな感じなのでしょうね。一方で、絵を描くというのは、自分の創造的欲求を満たすもの。両方を交互に続けることで、自分の中で相乗効果があったと、吉元さんはおっしゃってました。

寺田さんの絵を描く手法の源泉が、手塚治虫さんの「漫画の描き方」の本に書いてあった「ラクガキは消えないペンで描きましょう」っていうアドバイスにのっとったものだって伺って、半分はジョークなんでしょうけど、なんとなく納得。フリースタイルで、キャンバスの上でペンが踊るように描き続ける寺田さんの画法。何かを見ながらではなく、自分の内側に湧き出るイメージを形にしていく、と。さすが、ラクガキングと呼ばれる寺田さん。作品も、素晴らしい。

寺田さんが描く女の子って、なんかこう、凛としてる感じ。少しアゴを引いて、こちらを見ているという構図が多いですね。動物や生き物、そしてファッションやマシーンが絡み合うモチーフは、奥行きもあり、そしてストーリーも感じられる。さすがです。

吉元さんの絵は、まるで吉元さんが生きてきた時代の変遷や、その生き方そのものが表れてる感じで面白い。「天女」と踊るような感じの作品。

そんな、吉元さんと寺田さんのコラボ展を企画したのは、吉本さんのお嬢さん、エミリー吉本さん。現在は、バロン吉本さんの仕事のマネージメントをされていらっしゃるそう。「漫画家はみんな銀座で飲むと思ってた」っていうエピソードが、面白かった。そんなエミリーさんですか、お父さんの作品を読むようになったのは、実は2年前からだそうです。

そして、今回のトークイベントのモデレーターは編集者として活躍しつつご自身でも本を書く都築響一さん。前回、アツコバルーで開催されたエロと文化をテーマにした企画展『神は局部に宿る』をプロデュースした際に、エミリー吉元さんも企画運営をサポートされていたそうですね。そんな縁で、今回のトークイベントが実現、と。都築さんとバロンさんがキャバレー話で盛り上がる中、寺田さんは話に入れず、エミリーさんが「漫画を描く人はみんな銀座で飲むと思ってた。誤算だった」とおっしゃってたのが面白かった。多分ですけど、バロン吉田さんは特別です。

『バッテラ[bateira]』展は、渋谷のアツコバルーにて、4月23日まで。


by t0maki | 2017-04-09 14:19 | アート | Comments(0)

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