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人間って、本気で頑張ればこんなにすごいことができるんだと感動した。『Googleの決断思考』読了
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2011年3月11日、僕はいつもどおり神田須田町にあるビルのオフィスで仕事をしていた。メールを書いている途中でゆさゆさとものすごい地震が来て、割と冷静に「いやはやなんとも」と思いながら倒れそうになるPCモニターを手で押さえながらどうしたものかと思ったが、揺れが収まったのでそのまま書きかけのメールを処理して送信して、しばらくしてから窓から見える遠くの千葉のコンビナートが燃え上がってるのを見て「これはエライことになったぞ」と思った。

うちの母方の実家は福島にある。嫁の両親は宮城県に住んでる。割と子供のころから、東北にはよく行ってた。いわば、第二の故郷。次第に地震の被害が明らかになっていくにつれ、「これは、オレもなにかしなければならない」と思った。その思いが、6年経った今もまだ続いている。

最初は、小さなチャリティアート展への出品。売り上げを東北復興支援のために寄付するというもの。最低金額が1000円からの販売だったけど、僕の作品が結構しょぼかったので、申し訳ないので作品の中にこっそり千円札を忍ばせておいたら、なんとその作品を買った人が2000円払って行ったという。世の中には、心の優しい人がいるものだ。

そっからいろいろあって、Google Japanの本社に「居候社員」として仕事をしていた時に、Google社が提供する「イノベーション東北」のことを知った。東北の事業者と、それを助けたい人たちをマッチングするサービスで、そこでいろんな人たちと出会い、石巻市やいわき市、西会津などに実際に訪れたりもしつつ、東京からプロボノでの活動を続けている。最初は、なんとか役に立ちたい、復興を支援したいっていう気持ちもあったけど、今は逆にいろんなプロジェクトに参加するたびにこちらが元気をもらったりするので、「一緒にいろいろ面白いことをやろう!」っていう気持ちの方が強い。

前置きが長くなったけど、今回は、『Googleの決断思考』っていう書籍のブックレビュー。イノベーション東北に参加したご縁で、献本いただきました。震災後のGoogle社の社員たちによる支援サービス立ち上げや、いろいろな取り組み、そしてイノベーション東北についても書かれています。

読んでみて思ったのは、その災害時にそれをなんとかしたいという思いの人が集まった時のパワーね。すごいなと思った。支援のためのサービスを次々立ち上げてくそのスピード感。通常ではできないような、承認プロセスの簡略化や超法規的な対応などもあったと思うけど、人間って本気でやる気を出せばここまでできるのか、っていうのが分かって、なんかゾクゾクした。かっこいいよね。

知ってる方の名前もあちこちに出てきた。一緒に活動できたことが、光栄ですよ。

お金のためだけじゃない、私欲のためじゃなくて、本当に「なんとかしたい」っていう思いで全力で働く人がいるっていうのを知ることができただけでも、僕はGoogleの皆さんやイノベーション東北の活動に関わることができて感謝しているし、良かったなと思っているんですよ。本当にありがとうございました。




by t0maki | 2017-02-07 21:45 | ライフスタイル>映画・書籍 | Comments(0)

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