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国交回復60周年を記念し、チェコと日本を結ぶアート展『アナザー・フィールズ』開催中
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2017年はチェコと日本が国交回復をして60周年ということで、チェコ関連のいろいろなイベントや企画が日本でも開催されています。先日、チェコ政府観光局の企画でチェコを旅する機会をいただいて以来、すっかりこの東欧の国が好きになりました。

というわけで今回は、駐日チェコ共和国大使館の敷地内にある「チェコセンター東京」で行われているアート展のご紹介です。『アナザー・フィールズ』という巡回展のチェコセンター東京でのオープニングパーティーに参加してきました。

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チェコ人のヨゼフ・アフレルさんと、日本人の喜納洋平さんによる二人展です。アフレルさんは1982年生まれで、プラハを拠点に活動しているアーティスト。喜納さんは1979年生まれで、東京のアーティスト。この二人が作品を持ち寄って、チェコと日本の合同作品展を行っている、と。

オープニングにはアフレルさんはいらっしゃってなかったですが、喜納さんとは少しお話できました。今回の作品展は、昨年11月にプラハのギャラリー・クリティック(GALERIE KRITIKU)で開催され、昨年末まで人形町ヴィジョンズで開かれた後、最終地のチェコセンター東京での開催となりました。

作品展のタイトルにもなっている「アナザー・フィールズ」は、直訳すると「別の場所」っていう意味で、「チェコと日本」っていう二つの場所とそれぞれのアーティストを表わしていると思いますが、作品をよく見ていくと「デジタルと現実世界」であったり、「生地とアート」であったり、そもそもの「アートと現実」っていうそれぞれ隔てられつつ繋がっている境界みたいなものが見えてきて面白かったです。

アフレルさんの作品のベースにあるのがRGBっていう「赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)」のデジタルの画像編集でよく使われる三原色をテーマにしており、各作品にそれらの色が使われています。面白いのは、正面から見るとただの真っ黒なキャンバスなのですが、上部の側面に赤・緑・青の色が塗られていて、それが証明に反射して壁面をうっすら三色に照らしている作品があり、僕はこれが一番好きでした。さらに、この作品の作風が、喜納さんの「記事の上にアクリルで描き込んでいくっていう技法とも視覚的に繋がる部分もあったので、良い感じで会場の作品に共通性が出てくるという。

お二人とも、写実的な絵画表現とは対照的な、どちらかというとコンセプチュアルな現代アートなので、作風や使っている画材などもバラバラなのですが、なぜか会場全体に統一感が生まれているっていうのが面白い。アフレルさんの文章を使った作品が日本語訳されていることもあり、最初どちらがどなたの作品か分からなかったですが、ひとつひとつよく見ていくと、アフレルさんがRGBやデータをテーマにしたコンセプト色がより強い作品なので、いったんそれを理解すると作品の共通項が見えてきて分かりやすい。喜納さんの方はどちらかというと視覚的な心地よさやバランス、パターンをすごく丁寧につくりこんでいらっしゃるので、やっぱりお二方は共通点はありつつ、それぞれの作風でいらっしゃる、と。

「今回、この二人展を開催するにあたって、お二人で事前に何か相談されたんですか?」と喜納さんに聞いてみたら、特に事前に何か話し合ったりはせず、お互いの作品を持ち寄った形だということでした。でもきちんと、こうして一つの作品展として調和があるってことは、たぶんお二人が年齢的に同じ世代だからかもしれませんね。

日本とチェコが繋がる『アナザー・フィールズ』アート展は、チェコ文化センターにて02月13日(月)まで。


『アナザー・フィールズ』
日時: 2016年1月16日(月)~02月13日(月)
 10:00 - 17:00 ※土日・祝日休館
 東京都渋谷区広尾2丁目16-14 (駐日チェコ共和国大使館内)


Achrer Josef

喜納洋平



by t0maki | 2017-01-20 12:44 | アート | Comments(0)

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