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アドルフ・ロースが最晩年に手がけたインテリアデザイン
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アドルフ・ロース(Adolf Loos)といえば、20世紀のモダニズムを代表する建築家のひとりで、オーストリアをはじめ、スイスやパリ、そしてもちろんチェコにもたくさんのすぐれた建築を残した人物。オーストリア人ですが、もともとはチェコのブルノで生まれ、父はドイツ系の石工彫刻家でした。9歳の時に父を亡くし、その後ドレスデン大学に入学したものの1年で退学。23歳の時にアメリカに渡り、シカゴやニューヨークにも訪れました。そして、ウィーンに帰国した後、「装飾は罪悪である(Ornament and Crime)」というポリシーのもと、次々と無駄のない合理主義・機能主義的なモダニズム建築を手がけて注目を集めました。

プライベートでは3回の結婚を経験し、50代後半の晩年に小児性愛のスキャンダルを起こしたり、もともと耳が不自由だったことや、癌で健康を崩したり、最後には痴呆の初期症状もあったりなど、なにやらいろんな意味ですごい人だったみたいですね。

そのアドルフ・ロースがチェコのプルゼニュで手がけたインテリアデザインがいくつか復元されていて、見学することができます。いずれも、主に1927年から1934につくられたもの。ロースは1933年に62歳で亡くなってますから、その死後に完成したものもあるのですね。街の中に6カ所ほどあるロースが手がけた内装のうち、僕らが見学したのは「12 Klatovska Street」という住所を名前に冠したアパートメント内の部屋。Dr. Voglという小児科医の応接間とダイニングルームだったそうです。写真をもとに忠実に復元されたその内装は、とても機能的でリラックスができる空間。かなりしっかりと再現されているので当時の雰囲気が伝わってきます。新聞を読むためのチェアーにも実際に座らせてもらいました。身体がすっぽり入って、かつ肘掛の位置が絶妙なので、本当にここで新聞が読みやすそうです。

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ガイドツアーは3つのコースがあり、それぞれ140から240 CZK(1CZK チェココルナ = 約5円程度)です。英語のガイドの場合は、追加で50 CZKかかります。

詳細は公式サイトで確認してください。




by t0maki | 2017-01-06 22:23 | ライフスタイル>旅 | Comments(0)

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