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チェコの旅のプチ打ち上げと、ひとりじゃないということ
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チェコから帰ってきてもうすぐ2週間になるけど、まだなんとなく時差ボケが抜けきれていない。
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「日曜アーティスト」として、なんかよく分からないちっぽけでとるに足らないものを趣味で作り続ける生活を続けて、もう10年以上になる。アホみたいになんかいろいろつくったり書いたりしてはいるけど、作品を売って儲けたいとか有名になりたいとかいう欲求はなく、ただ淡々とつくりたいものをつくり続けているだけ。ずっと何かをつくり続けることができれば、それで満足なのだ。少なくとも、今までは。

オレはどちらかというと、自己分析をするまでもなく「はみ出てしまった」人間なわけで、高校時代の思い出といえば陸上部として校庭を走っているか、図書館で大量の本を借りて読み漁ってるかくらいしかない。そんな風にもともとじんわりとはみ出している雰囲気はあったものの、それが顕著になったのは高校卒業後。いきなり(それまで海外旅行すらしたことが無いのに)留学をしたり、その留学先に選んだネバダの砂漠の街でよりによってアート学に転部したり、そのせいで卒業後に仕事が見つからずにロサンゼルスでホームレスになりかけたりしたあたりで、最終的には「我ながらもうヤバイ」状態に。

奇跡的にロサンゼルスで写真の仕事に就くことができ、帰国後はプロバイダー勤務を経てWebデザイナーとなり、結婚もして娘も生まれ、今は外資系の広告代理店で仕事はしているけど、やはり「自分は普通では無い」「当たり前のことができない」「アウトキャストな人間である」、という思いは割と常にある。

今回、チェコ政府観光局からの招待で「ブロガーツアー」として計8名のブロガーさんたちと7日間(+2日間)かけてチェコを巡る旅をした。今まで、自分も「ブロガー」としてイベントに参加したり、記事を書いたりする機会は多かったが、こんな風に複数のブロガーさんたちと長い期間行動を共にするのは初めてだった。今まで、旅に関する案件は複数こなしてきたが、海外で、しかもこんなにも大人数で一緒に行動したことはない。

「僕にできるかな?」と最初は不安だったけど、そんなのは杞憂だったよ。すげー楽しかった。いろんなものを見て、体験して、記事を書くのももちろんだけど、それぞれ個性あるブロガーさんたちが取材を通じて体験したことを写真に撮り、文章をまとめ、配信していくのを間近で見ることができたのが面白かった。
それぞれみんな、独自のスタイルを持っていて、写真の撮りかたや文章の書き方も様々。視点も切り口も表現も全く違う。それを側から見ているのはすごく楽しかったし、勉強にもなった。

と同時に、僕もなんだか「仲間」になれた気がした。ブロガーとして、作り手として、写真を撮ったり文章を書いたりしつつ「ひとりじゃないんだ」という思い。今夜、「プチ打ち上げ」として久しぶりに一緒に旅をした人たちと再会し、旅の思い出を語ることができたのがとても嬉しい。

これからも僕は、今までと同じようにちっぽけでとるに足らないものをつくり続けていくと思う。けれど、今までとちょっと違うのは、「ひとりじゃない」という思い。こうやって、旅の体験を通じて僕はみんなとつながっている。

そんな思いをかみしめつつ、飲み会終わりに帰宅の道すがらスマホ片手にこの記事を書いている、と。

by t0maki | 2016-12-27 00:01 | Comments(0)

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