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パスポートを盗まれたのがプラハだったのが不幸中の幸い
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チェコ政府観光局にご招待いただいて、7日間かけてチェコの各地を巡る旅の3日目。プラハ城のガイドツアーに参加中に、事件は起きた。

突然爆発音が響き渡ったかと思うと、謎の集団と警察官との銃撃戦が始まり、逃げ惑う観光客に押し流されて気づくと車に押し込まれてプラハの町をカーチェイス。セミオートマチックのマシンガンを連射する犯人が、弾切れを起こしてマガジンを換装している隙をついて、僕はそいつを車から蹴落とし、運転手がいなくなった車がそのまま橋の欄干を突き破ってヴルタヴァ川にまっさかさま……っていうようなアクションとは全く無縁なのですけど、ある意味それよりもっと怖い体験。

鞄からパスポートを抜き取られた。

旅先でパスポートは、命の次に大事ですからね。外国で、パスポートを失くすなんて、ありえないわけですよ。しっかり鞄に入れて肌身離さず身に付けてたのに、観光中にいつの間にか鞄のチャックを開けられて、中からパスポートケースごと盗まれてた。パスポートケースの中に入ってたのは、パスポートとクレジットカードのみ。金目のものなんて入ってないのに、大方財布だと思って盗んだんですかね。ひでぇハナシだ。鞄に入っていた一番高価なものはカメラとレンズだったのですが、それは無事。理由は多分、カメラを抜き取ると重さで気づくからじゃないですかね。賢いね、スリのやつ。

というわけで、海外でパスポートを紛失したらどうすれば良いか、体験談からお教えします。

僕の場合、盗まれたのがプラハだったってのが不幸中の幸いでした。なんと便利なことに、パスポートを盗まれたプラハ城から、徒歩圏内にチェコ警察と、日本大使館があるという。まず、警察で盗難証明を発行してもらいます。用紙をもらって、英語で記入します。盗難にあった場所と日時、盗まれたもの、盗まれた時の状況などを書いて提出して、待合室で待ってると15分くらいでチェコ語の盗難証明書を発行してもらえました。

次に、近くのスーパーのフォトブースで証明写真を撮影。やり方は、日本の証明写真のブースとほぼ同じ。ボックスの中に入って椅子に座り、お金を投入して撮影すると、数分後に写真が出てくるってやつ。

で、盗難証明書と証明写真を持って在チェコ共和国日本国大使館へ。入口に立ってるガードの人に「パスポートを盗られたので再発行を……」って伝えると、中に入れてくれます。で、窓口のお姉さんに日本語で事情を説明すると、「それでは、パスポートの再発行ですね。こちらの用紙に記入してください」と、パスワードの申請用紙を渡されます。通常は、パスポートを紛失した場合は、日本に帰国するための渡航書だけで帰れるんですが、僕の場合は今回帰国がチェコからではなく、オーストリアのウィーンの空港から帰ることになっていたので、パスポートごとその場で再発行となってしまいました。本来は、パスポートの発行には戸籍謄本の原紙が必要なのですが、もちろん持参してませんので、とりいそぎ日本にいる妻に区役所で発行してもらい、まずはFAXで領事館に送信し、原本は帰国後に郵送するということに。全ての書類を記入し、提出して、その日やることは終了。盗まれたクレジットカードも止めました。

で、翌日。お昼ごろに電話が来て、「パスポートが出来上がりましたので取りに来てください」と言われたので、大使館に行って3,210チェココルナ(1万5千円くらい)を払い、10年パスポートを受け取った、と。チェコ警察の方も、大使館の方も、みなさんものすごく手際よくてきぱきと対応してくれたので、盗まれてから24時間も経たないうちにパスポートを再発行してもらうことができました。めちゃめちゃラッキーでしたよ。
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▲パスポートを盗まれたプラハ城付近と、警察署、日本大使館が全て徒歩圏内。ものすごい不幸中の幸い。

これがもし、プラハではなくてチェコのどこか別の都市だったら、まずプラハに来るのがタイヘンだったはず。交通費と、あとはプラハに宿泊するお金も必要。ちなみに、きちんと海外旅行保険に入っていれば、パスポートの再発行にかかるお金や交通費、宿泊費などは後日保険会社に申請することができます。僕の場合は既にプラハにいたので、パスポートの発行費用だけですが。とりあえず先日保険会社に申請したので、今結果待ち。それについてはまた後日。

なので、パスポートを盗まれたら、慌てずにまずは警察に届け出ること。クレジットカードも早めに止めておいた方が良いですね。あとは、日本大使館に相談、と。
交通費、宿泊費、パスポートの再発行など、領収書は全部とっておきましょう。後で、保険請求の時に必要になります。盗難届の原本も、同様に保険請求の際に必要なので、大切に持ち帰りましょう。

とりあえず、やるべきことは決まってるので、あとは淡々と事務手続きをするだけ。焦っても意味が無いですし、イライラしても何も解決しないので、冷静にひとつずつタスクをこなしていけば、きっとなんとかなります。少なくとも僕の場合は、いろんな方に助けてもらいつつ、なんとか事なきを得ました。もしかしたら、日本でパスポートを更新するより楽だったかもしれない。まぁ、盗まれたのが分かった時は、そんなことを考える心の余裕なんて無かったですけどね。良い経験になりました。

怪我も無かったですし、グループ旅行の旅程も数時間ほどみんなとは別行動になっただけで、奇跡的にほとんど問題なく旅を続けることができましたし。何度も言いますが、本当にラッキーでした。

海外旅行中、絶対にパスポートを失くしてはいけませんが、もし失くすならプラハが良いなぁ、とちょっと思いました。


▼盗難届を発行してもらった警察署


▼在チェコ共和国日本国大使館



■おまけのTIPS(国際電話とFAXの送り方)

パスポートケースを盗まれた時、クレジットカード会社に電話をして止めてもらったり、日本にいる嫁さんに戸籍謄本をFAXで日本大使館に送ってもらったりしました。その電話のかけ方と、FAXの送り方をメモしておきますのでご参考まで。

▼チェコから日本へ電話する(クレジットカードを止める)
基本は、こんな感じです。
・国際電話識別番号「00」と日本の国番号「81」を頭につける
・市外局番の先頭にある「0」をとる。

つまり、チェコから日本の03-XXXX-XXXXという番号にかけたいときは、00-81-3-XXXX-XXXX という感じ。
ホテルから外線につなぐ場合は、0発信の場合もありますので、詳しくはホテルのフロントに聞きましょう。
携帯電話からかける時は、それぞれのキャリアによってやり方が違ったり、事前に登録や設定が必要な場合があるようです。各社のサイト等で調べておくことをオススメします。

▼日本からチェコをFAXを送る(戸籍謄本を大使館へFAXする)
日本で戸籍謄本を入手してもらったら、いったんFAXでチェコの日本大使館に送る必要があります。
日本からチェコへFAXを送るのは、基本的に電話と同じやり方。以下の番号を入力します。
国際電話会社の番号+国際電話識別番号+チェコの国番号+市外局番+電話番号

うちは、KDDIの回線なので、国際電話会社の番号を「001」に。国際電話識別番号は「010」で、チェコの国番号は「420」です。あとは、連絡先の電話番号を市外局番から入力する、と。

在チェコ共和国日本国大使館へFAXするときの番号は「257-011-055」ですから、上記をまとめると以下の番号になります。
001-010-420-257-011-055
(※国際電話会社の番号は、NTTやソフトバンクなどいろいろありますので、ご自分で選んでくださいね。)

ここでの一番の難関は、日本で誰かに戸籍謄本を入手してもらって、それをFAXで大使館まで送ってもらうこと。
海外旅行に行く際は、もしもの時に備えて家族や知り合いに声をかけておくと良いと思います。


by t0maki | 2017-01-18 22:32 | ライフスタイル>旅 | Comments(0)

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